茅野市神長官守矢資料館 神戸・福井・長野の旅から - 2022.04.28 Thu
旅は4日目、福井から長野へと向かう。
長野に向かう際に福井の勝山から、高山に抜け、そこから安房峠を越えて、平湯経由で松本に抜けた。このルートは真冬には通れないが、幸い今回は天気も良く、順調に通過できた。しかし、帰宅後のニュースで知ったが、釜トンネルから上高地に向かう道路でがけ崩れがあり、数百名が上高地で足止めとなったらしい。我々の通ったルートから近かっただけに、なんとか無事に通過できて良かった。長野ではハーベストクラブ蓼科リゾートのコテージに宿泊した。こゆきはこのホテル、もうすでに2度目だ。
神長官守矢資料館
旅の最後、5日目は帰宅前に茅野市の神長官守矢資料館に寄ることにした。ここは建築家藤森照信の作品として知っていたが、実際に見るのは初めてだ。
目立たない狭い駐車場に車を止め、民家の入り口かと思うような門をくぐって資料館に入る。諏訪大社上社の神長官を明治時代まで勤めていた守矢家の資料を収めた展示館であるが、建築がユニークである。

案内パンフによると展示館の外観に4本の柱があるが、スケッチを描いていて偶然鉛筆がはみ出したので、軒を貫いて上に伸ばしたとのこと。館内を入ると鹿の剥製が展示されており、さらに壁には鹿と猪の剥製が沢山。これは御頭祭という神事を表した展示のようだが、その他串刺しの兎の剥製など、神事に関連するとは言え、全体的にちょっと気味が悪い。


鉄筋の建築なのに、外観も内部もまるで古い民家のようだ。

そして最も面白い建築が、裏の畑の中に建っている。
まずはツリーハウスのような「高過庵(たかすぎあん)」。世界で最も危険な建物トップ10に選ばれたそうで、ジブリの世界のような楽しさもある。

中に入れないのが残念だ。

そしてもう一つは「低過庵(ひくすぎあん)」である。二つとも茶室という事になっている。


ほんとに個性的な建築で、建築家が楽しんで作っている感じ。
以上で今回の4泊5日の旅は終了。
自宅を出発してから帰ってくるまで合計1424kmを走破した。一回の旅では新記録かな。


大変お疲れ様でした。
長野に向かう際に福井の勝山から、高山に抜け、そこから安房峠を越えて、平湯経由で松本に抜けた。このルートは真冬には通れないが、幸い今回は天気も良く、順調に通過できた。しかし、帰宅後のニュースで知ったが、釜トンネルから上高地に向かう道路でがけ崩れがあり、数百名が上高地で足止めとなったらしい。我々の通ったルートから近かっただけに、なんとか無事に通過できて良かった。長野ではハーベストクラブ蓼科リゾートのコテージに宿泊した。こゆきはこのホテル、もうすでに2度目だ。
神長官守矢資料館
旅の最後、5日目は帰宅前に茅野市の神長官守矢資料館に寄ることにした。ここは建築家藤森照信の作品として知っていたが、実際に見るのは初めてだ。
目立たない狭い駐車場に車を止め、民家の入り口かと思うような門をくぐって資料館に入る。諏訪大社上社の神長官を明治時代まで勤めていた守矢家の資料を収めた展示館であるが、建築がユニークである。

案内パンフによると展示館の外観に4本の柱があるが、スケッチを描いていて偶然鉛筆がはみ出したので、軒を貫いて上に伸ばしたとのこと。館内を入ると鹿の剥製が展示されており、さらに壁には鹿と猪の剥製が沢山。これは御頭祭という神事を表した展示のようだが、その他串刺しの兎の剥製など、神事に関連するとは言え、全体的にちょっと気味が悪い。


鉄筋の建築なのに、外観も内部もまるで古い民家のようだ。

そして最も面白い建築が、裏の畑の中に建っている。
まずはツリーハウスのような「高過庵(たかすぎあん)」。世界で最も危険な建物トップ10に選ばれたそうで、ジブリの世界のような楽しさもある。

中に入れないのが残念だ。

そしてもう一つは「低過庵(ひくすぎあん)」である。二つとも茶室という事になっている。


ほんとに個性的な建築で、建築家が楽しんで作っている感じ。
以上で今回の4泊5日の旅は終了。
自宅を出発してから帰ってくるまで合計1424kmを走破した。一回の旅では新記録かな。


大変お疲れ様でした。
福井県巡り 神戸・福井・長野の旅から - 2022.04.27 Wed
気比神宮
旅の3日目は神戸から福井に向かう。
名神高速の米原から北陸自動車道に入って初めて訪れる敦賀の街へ。
街の中に入ると車も人も少なく、とても静かで、走りやすい。
まずは有名な気比神宮に参拝して、旅の安全を願う。

こゆきは初めての長旅にも関わらず、大人しく良い子にしている。相変わらず散歩は苦手なので、カートに乗せて一緒に観光する。

我々の旅は平日中心なのでいつも人が少ない。それにしても静かな良い雰囲気の神社。御朱印もいただく。


気比の松原
そして次に向かったのは「気比の松原」。
想像以上に松林は広大で、森の中の道路を抜けて、海岸へ出る。相変わらず人が居ない。

そこには日本海の海が。静かで、とてもきれいだ。太平洋とは全然違う雰囲気がする。

この水の透き通った感じ。砂浜と水面との境が判らないほど、透明で澄んでいる。そして敦賀湾に囲まれているせいか、波が全くない。

今日の宿泊地は勝山だが、ホテル到着までにどこに行くか、丸岡城とか東尋坊とか色々あるが、全部いけないので次回に回し、大野城を見てみようと行ってみたが、山頂の上にある城で、こゆきを連れて登るのに手間取りそうなため、今回は見送り。色々と観光するにも条件がある。大野の街は城下町のように整っており、今度機会があったらまた再訪してみたい。
という事で勝山に向かいホテルに到着。東急ハーベストホテル、スキージャム勝山だ。
夕食のバイキングなかなか良かった。お風呂も広くて満足。スキー場としてもすごく良さそうだが、我家からはあまりにも遠い。
越前大仏の清大寺
昨日は寝ている間に大雨が降り、幸いなことに今朝は天気が回復に向かっている。今日は長野に向かうが、その前に寄ってみようと思ったのが、清大寺。
この付近を昨日走行中に、妙に立派なお寺らしき建物が目に入り、気になっていた。五重の塔も見えるし、あれは何だろうと思っていた。

このお寺は大実業家が故郷に建設した臨済宗のお寺で、昭和62年落成という新しいものだ。
このお寺の見どころは「広大な敷地」「奈良の大仏よりおおきな大仏と大仏殿」「日本一の高さを誇る五重塔」などである。


まず、大仏殿の大きさに圧倒される。このお寺全体は中国の様式に忠実で、どことなく日本のお寺というよりは中国のお寺の雰囲気が強い。
大仏殿の大空間、そしていよいよ越前大仏。確かに巨大だ。奈良の大仏より2m高い。

そして大仏殿両側の壁には天井まで続く沢山の仏像が置かれている。その圧倒的なスケールに驚かされる。下の写真のカミさんの大きさとの比較で良く判る。

まあとにかく、何処を見ても写真を撮るのに困らないほど、見どころが沢山。

いよいよ日本一の高さの五重塔へ、エレベーターで楽に登れる。

最上階でエレベーターを降りて、外の景色を見る。裏山の新緑が素晴らしい。

勝山の街を一望する。

とにかく圧倒的なスケールのお寺だが、WEBで色々調べてみるとある事実が。
このお寺の建造者は相互タクシーの創業者である多田清さんという人。380億円を掛けて建設したお寺だが、まったく来訪者が無く、門前町を模したお土産店も殆どシャッターが下りている。その後勝山市への納税も困難になり、現在は土地、建物は勝山市が管理しているとのこと。何か不思議な場所だが、実際に現場で見てみると見どころ満載で楽しかった。もう少し人が来てくれると良いのにね。
以上、福井の旅でした。 次は長野に移動。
旅の3日目は神戸から福井に向かう。
名神高速の米原から北陸自動車道に入って初めて訪れる敦賀の街へ。
街の中に入ると車も人も少なく、とても静かで、走りやすい。
まずは有名な気比神宮に参拝して、旅の安全を願う。

こゆきは初めての長旅にも関わらず、大人しく良い子にしている。相変わらず散歩は苦手なので、カートに乗せて一緒に観光する。

我々の旅は平日中心なのでいつも人が少ない。それにしても静かな良い雰囲気の神社。御朱印もいただく。


気比の松原
そして次に向かったのは「気比の松原」。
想像以上に松林は広大で、森の中の道路を抜けて、海岸へ出る。相変わらず人が居ない。

そこには日本海の海が。静かで、とてもきれいだ。太平洋とは全然違う雰囲気がする。

この水の透き通った感じ。砂浜と水面との境が判らないほど、透明で澄んでいる。そして敦賀湾に囲まれているせいか、波が全くない。

今日の宿泊地は勝山だが、ホテル到着までにどこに行くか、丸岡城とか東尋坊とか色々あるが、全部いけないので次回に回し、大野城を見てみようと行ってみたが、山頂の上にある城で、こゆきを連れて登るのに手間取りそうなため、今回は見送り。色々と観光するにも条件がある。大野の街は城下町のように整っており、今度機会があったらまた再訪してみたい。
という事で勝山に向かいホテルに到着。東急ハーベストホテル、スキージャム勝山だ。
夕食のバイキングなかなか良かった。お風呂も広くて満足。スキー場としてもすごく良さそうだが、我家からはあまりにも遠い。
越前大仏の清大寺
昨日は寝ている間に大雨が降り、幸いなことに今朝は天気が回復に向かっている。今日は長野に向かうが、その前に寄ってみようと思ったのが、清大寺。
この付近を昨日走行中に、妙に立派なお寺らしき建物が目に入り、気になっていた。五重の塔も見えるし、あれは何だろうと思っていた。

このお寺は大実業家が故郷に建設した臨済宗のお寺で、昭和62年落成という新しいものだ。
このお寺の見どころは「広大な敷地」「奈良の大仏よりおおきな大仏と大仏殿」「日本一の高さを誇る五重塔」などである。


まず、大仏殿の大きさに圧倒される。このお寺全体は中国の様式に忠実で、どことなく日本のお寺というよりは中国のお寺の雰囲気が強い。
大仏殿の大空間、そしていよいよ越前大仏。確かに巨大だ。奈良の大仏より2m高い。

そして大仏殿両側の壁には天井まで続く沢山の仏像が置かれている。その圧倒的なスケールに驚かされる。下の写真のカミさんの大きさとの比較で良く判る。

まあとにかく、何処を見ても写真を撮るのに困らないほど、見どころが沢山。

いよいよ日本一の高さの五重塔へ、エレベーターで楽に登れる。

最上階でエレベーターを降りて、外の景色を見る。裏山の新緑が素晴らしい。

勝山の街を一望する。

とにかく圧倒的なスケールのお寺だが、WEBで色々調べてみるとある事実が。
このお寺の建造者は相互タクシーの創業者である多田清さんという人。380億円を掛けて建設したお寺だが、まったく来訪者が無く、門前町を模したお土産店も殆どシャッターが下りている。その後勝山市への納税も困難になり、現在は土地、建物は勝山市が管理しているとのこと。何か不思議な場所だが、実際に現場で見てみると見どころ満載で楽しかった。もう少し人が来てくれると良いのにね。
以上、福井の旅でした。 次は長野に移動。
五色塚古墳 神戸・福井・長野の旅から - 2022.04.25 Mon
5月の連休の混雑を避けて、4月の下旬に神戸から福井、長野を巡る4泊5日の家族旅行に出かけた。初日は一気に500km以上のロングドライブで有馬温泉に到着した。
翌日は兄夫婦と昼食をとり、その後、母の入居する施設を訪問したが、面会時間はわずか15分に限られている。
折角やって来た神戸で、まだ一度も来たことのない場所に行ってみたいと思い、五色塚古墳というものを見つけた。

五色塚古墳は神戸市垂水区の淡路島を望む静かな住宅地にあり、駐車場に着くと、突然巨大な姿を見せてくれる。

4世紀後半に建造されたと思われるこの前方後円墳は、一体誰のためのものか謎に包まれており、ミステリアスな古墳としてテレビでも取り上げられたらしい。

古墳全体に敷き詰められた葺石(ふきいし)は、対岸の淡路島から船で運ばれたものらしい。

後円部分の頂上からの景色は見晴らしがよく、とても気持ちが良い。
特に海側には淡路島、明石海峡に架かる明石大橋とダイナミックな景色が拡がる。

旅の前半から素晴らしいものを見ることが出来た。明日からまた旅は続く。
翌日は兄夫婦と昼食をとり、その後、母の入居する施設を訪問したが、面会時間はわずか15分に限られている。
折角やって来た神戸で、まだ一度も来たことのない場所に行ってみたいと思い、五色塚古墳というものを見つけた。

五色塚古墳は神戸市垂水区の淡路島を望む静かな住宅地にあり、駐車場に着くと、突然巨大な姿を見せてくれる。

4世紀後半に建造されたと思われるこの前方後円墳は、一体誰のためのものか謎に包まれており、ミステリアスな古墳としてテレビでも取り上げられたらしい。

古墳全体に敷き詰められた葺石(ふきいし)は、対岸の淡路島から船で運ばれたものらしい。

後円部分の頂上からの景色は見晴らしがよく、とても気持ちが良い。
特に海側には淡路島、明石海峡に架かる明石大橋とダイナミックな景色が拡がる。

旅の前半から素晴らしいものを見ることが出来た。明日からまた旅は続く。
家族揃って旅行 - 2022.04.12 Tue
房総半島一周灯台巡りの旅 第2話 - 2022.03.20 Sun

灯台を巡る旅の続き、いよいよ後半となります。
しおさいキャンプフィールドでソロキャンプ
初日の宿泊場所は南房総に2年前にオープンしたオートキャンプ場だ。海のそばで温泉施設のあるキャンプ場を検索して、ぴったりと条件に当てはまるのが此処だった。当日はまだ3月初旬の蔓延防止期間で寒い時期でもあり、宿泊客は私ともう一組の家族連れのたった二組で、好きなところにテントを設営することが出来た。
早速荷物を降ろして、設営と夕食の準備だ。道具も増えたので色々と準備に時間がかかる。暗くなる前にホテル棟の温泉で一風呂浴びてから支度を始めた。

しかしこの日は真冬へ逆戻りかと思うほど気温が低く、テント内で眠るとき、湯たんぽを準備してシュラフに入れたが、寒くて夜中に何度も目が覚めた。また、さすが「しおさい」というだけあって、波の音がよく聞こえ、時々ゴーっと低い音が聞こえたのも眠りを妨げた。そしてとうとう夜中には2度という真冬の気温まで下がって来た。予定では10度を越える暖かい南房総をイメージしていたのだが。
しかしそうは言っても、自然は素晴らしい。寒いので早起きをして誰もいない海岸に出てみると、ちょうど太陽が昇る前の大海原の夜明けの瞬間だ。

空のグラデーションも綺麗だ。そしていよいよ日が昇って来た。

やはり来て良かったと、ここでも思わせてくれる。
リアス式海岸鵜原理想郷
気持ちの良い夜明けの体験後、朝食を済ませ、キャンプを撤収して今日も快晴の下、旅を続ける。
本日最初に向かったのが、事前に調べておいた勝浦周辺の海岸散策だ。ここ鵜原理想郷という場所は太平洋の荒波で浸食されたリアス式海岸が美しい景観を作っている。散策コース入口の駐車場に車を止め、トンネルをいくつか抜けて海岸沿いに出る。


散策コースからは険しい崖の下に海が見える。気を付けないと危険。

散策コースは静かでこの日はほとんど人もいない。狭くて暗いトンネルを抜けるコースもあり、仲間とワイワイ観光なら良いが、ひとり旅では少し寂しく不気味な感じもする。
勝浦灯台
次に向かったのは勝浦灯台。ここは残念ながら立ち入り禁止で、門の外から眺めるだけだが、建設された場所やその姿は美しく、ここが公開され、登れる灯台であれば最高だ。個人的には好みの灯台だ。ここに来るまでの道のりも、狭いけれど岬の稜線を走る景色の良い快適なドライブコースだ。


もう少し離れて、岬に立つ灯台の姿を撮影できれば良かったが、それはまた次の機会に。
大東埼灯台
本日最後の灯台は、いすみ市にある大東埼灯台だ。

灯台周辺に車を止めて、灯台とは反対側に絶好の「初日の出スポット」として絶景の海が見えるのだが、灯台側は残念ながら誰が撮っても、こんな景色で、海が入らない。

この「初日の出スポット」として展望の良い駐車場に、バイクで来ているおじさんがドローンを飛ばしていた。面白そうなので話を聞いたらドローンによる撮影に関して、色々と教えてくれた。確かに眺望の良い景色全体を俯瞰した動画撮影は普通の写真と違って、もっと迫力があり、楽しいだろうなと思う。
本日はここまでとし、また勝浦に戻って本日の宿泊先、東急バーべスト勝浦にチェックインする。
10階の景色の良い部屋で、キャンプとは一変して快適な一夜を過ごした。

旅のフィナーレは銚子の犬吠埼へ
今回の旅は予報では全て快晴のつもりであったが、残念ながら今日は天気が崩れ、小雨が降っている。観光をやめて、このまま帰るか、どうしようかと迷ったが少し天気も回復するように見えたので一気に銚子まで行くことにした。旅というのはほんのちょっとした天気の変化で行動も気分も変わってくるものだ。
勝浦から銚子方面までは九十九里海岸に沿って北上するが、残念ながら美しい九十九里の海とは違って今日は寂しいグレーの海しか見えなかった。
さて、銚子が近づいて来たころに道路から遠くに断崖絶壁の凄い景色が見えた。どうもあれが刑部岬(ぎょうぶみさき)らしく、予定になかったが寄ってみることにした。
飯岡灯台
この岬の上まで来て、景色の素晴らしさに驚く。新しい展望台施設が設けられており、そこから見る景色が飯岡漁港を一望できるようになっっている。

そして展望台の横にあるのが飯岡灯台だ。小さな灯台だが、建設されている場所がとにかく素晴らしい。


旅のゴールである犬吠埼に向かうため、あまり時間が無いので、ここは短い滞在で出発する。天気の良い日にまた訪れたい場所だ。
犬吠埼灯台
刑部岬から15kmほど走るといよいよ犬吠埼灯台だ。ここが房総半島一周のゴール地点となる。何か小雨交じりの天候が、この場所をちょっとドラマチックに見せているような気がする。

三方を海に囲まれた地形に建つ灯台。銚子半島の最東端に位置する。1872年に英国人ブラントンが設計した煉瓦作りの白亜の灯台だ。

周辺の海岸は雄大な大海原だ。

この灯台は野島埼灯台と同じく、全国でも数少ない登れる灯台だ。99段の階段を昇れば雄大な景色が見れるのだろうが、今日はやめておく。また天気の良い日に是非もう一度訪れて、素晴らしい景色を眺めてみたい。

灯台に隣接する資料展示館もあり、また霧笛の動力装置が別建屋で保存されている。

この霧笛は現在は廃止されているらしいが、この付近は梅雨の時期、海水の温度が上がり、利根川からは雪解けの冷たい水が流れ込む関係で、霧が発生しやすく、航路の安全確保のために霧笛を鳴らしていたとのこと。現在はレーダーやGPSの普及でその役目を終えている。
これで今回の旅の目的は達成して、全て終えた。
灯台を横に眺めながら食堂で遅い昼食を食べることにする。注文したのは「白はまぐりラーメン」だ。

房総半島一周を終えて
今回は房総半島を反時計回りで周り、走行距離合計は620kmとなった。

海岸沿いを中心に回ったため内陸部には寄っていない。それでも2泊三日で回るのはちょっと駆け足だったような気がする。今回のような見方をすると千葉県は地形的にかなり雄大な景色に恵まれたエリアであることも最認識できた。そして帰路に通った銚子の港、街、利根川沿いの景色、佐原の街、霞ヶ浦周辺、改めて今度訪れたい場所が見つかった。
そして灯台。
今回、洲崎灯台、野島埼灯台、勝浦灯台、大東埼灯台、飯岡灯台、犬吠埼灯台と6基の灯台を見ることが出来た。お薦めですか?それはやはり登れる灯台の野島埼灯台と犬吠埼灯台の2基で、是非灯台の上まで昇って景色を楽しまれることをお勧めします。数百円の入場料は灯台の保存に使われます。
以上、お疲れ様でした。
房総半島一周灯台巡りの旅 第1話 - 2022.03.12 Sat

東京湾フェリーで金谷へ
こんな時期にソロキャンプの旅というのもちょっと気が引けるが、年初からどこも出かけずに我慢しし続けて来たので、実行に移すことにした。ウクライナのことも気になるが、個人で支援出来ることは僅かな寄付ぐらいだ。ネット経由で寄付を済ませて旅のスタンバイ。
今回の旅、まずどこから千葉県に入るかだが、アクアラインとか便利だけど味気ないコースではなく、三浦半島は久里浜の港から東京湾フェリーに乗って金谷に入る古典的なコースを選んだ。朝6時に自宅を出発してちょうど2時間ほどで久里浜のフェリーターミナルに到着。案内係りのおじさんに「あと3分で出航だから急いでください。」と言われ、慌ててチケットを買って乗り込んだ。

滑り込みセーフという事で一番後ろに車を止めて、上の階のデッキに向かう。今日は日曜日だけど予想通りフェリーは空いていて快適だ。

1853年、ペリーはこの浦賀に4隻の軍艦を率いてやって来た。今その同じ景色をここから見ているわけだ。
久し振りの船旅、短い距離だけど海は本当に気持ちが良い。

白い漁船が沖の方で漁をしているようだ。

今日は風が冷たいが、気持ちが良い。

ほんとにアクアラインよりも東京湾フェリーお薦めです。デッキも広くて景色もいいし。きっと子供たちも喜ぶでしょう。

およそ40分で千葉県の金谷港に到着。さて、ここが房総半島一周旅行のスタート地点だ。
迫力満点鋸山観光
事前に調べておいた通り、ここからまずは鋸山観光だ。
鋸山登山自動車道を通って一気に山に登る。そこからの景色は素晴らしい。東京湾を見下ろし、遠く館山方面を見渡せる。

まずはお決まりの観光コース、両側にそびえ立つ石壁、石切り場の巨大な壁に掘られた「百尺観音」。


そして何とも恐ろしい「地獄覗き」と言われる突き出した岩場。

折角来たので、一応先端近くまで行って覗いてみたが、ほんとはこういうの苦手だ。
これまた垂直の壁。迫力がある。足がすくむ。

最後に、日本寺の大仏。鎌倉や奈良の大仏よりも大きい、日本一の大仏様である。

とにかく、旅の始まりから見どころ満載の鋸山だった。関東近辺では遠足などにもってこいの人気コースだろうと思う。
洲崎灯台
最初からかなり充実した旅を、さらに続ける。まずは今回の灯台巡りの第一弾は「洲崎(すのさき)灯台」だ。この灯台は房総半島の最西端の灯台として大正8年に設置されたものだ。対岸の三浦半島にある剣埼灯台と共に、東京湾に出入りする船舶の目印として重要な役割を果たしている。と説明板に書かれていた。

周りに誰もいない静かな場所だった。一応コロナ対策で、近くまで行けないことになっていたが、ほんの一瞬だけ灯台に近づいて、菜の花を入れて撮影したのがこれ。気持ちの良い青い空、白い灯台、黄色い菜の花。ここに来てみて良かったと感じる。

気温はちょっと低いが快適なドライブを続ける。途中「道の駅白浜野島崎に寄ったとき、隣は一面の菜の花畑。花の香りが一杯で、蜂も飛び交い、春爛漫の景色だった。

野島埼灯台
そして次に向かったのが房総半島最南端の地にある「野島埼灯台」だ。日本の洋式灯台としては観音埼灯台に次いで古い明治2年点灯のものだ。大正12年の関東大震災にて倒壊し、大正14年に改築されたそうだ。

この灯台は何といっても日本に16基しかない貴重な「登れる灯台」だ。八角形のシルエットが美しい。

灯台横の資料館にはフレネル式レンズの実物展示、関東大震災での倒壊と再建の記録、などが展示されている。

ここからの太平洋を望む景色は素晴らしく、周辺は大変整備された遊歩道のある魅力的な海浜公園となっている。

観光スポットとして人気の「朝日と夕日の見える岬」のベンチもここにある。

ここでちょうどお昼になったので食堂に入り、灯台を眺めながら新鮮なお刺身定食を頂くことにした。

丁度良いのでここで一旦ブレイク。
まだまだ灯台巡りは続く。
続きは第2話で。
もうすぐ雛祭り - 2022.02.17 Thu
早いものでもうすぐ今年も3月になる。
今年もコロナ(オミクロン株)の感染拡大で、外出を控えているため、ブログに書くべきネタが全くない。
しかし、季節だけは巡って来るので、ことしも我が家の雛飾りがすでに行われた。

カミさんが昔、娘のために一生懸命作ったフェルトの手作り人形が、とてもよく出来ているので、以前もこのブログで紹介したような気がする。

ことしも相変わらず、全員揃って賑やかな雰囲気。
この飾りが始まると、春も近い。

我家の代々のワンちゃん達は、常にこの雛人形を見てきたわけだが、どのワンちゃんも一切イタズラをせずに、不思議そうに眺めているだけだ。
追記:その後、我家のこゆきは五人囃子の一人をくわえて、遊ぼうとしていた。直ぐに叱って注意をしたが、油断できない。
今年もコロナ(オミクロン株)の感染拡大で、外出を控えているため、ブログに書くべきネタが全くない。
しかし、季節だけは巡って来るので、ことしも我が家の雛飾りがすでに行われた。

カミさんが昔、娘のために一生懸命作ったフェルトの手作り人形が、とてもよく出来ているので、以前もこのブログで紹介したような気がする。

ことしも相変わらず、全員揃って賑やかな雰囲気。
この飾りが始まると、春も近い。

我家の代々のワンちゃん達は、常にこの雛人形を見てきたわけだが、どのワンちゃんも一切イタズラをせずに、不思議そうに眺めているだけだ。
追記:その後、我家のこゆきは五人囃子の一人をくわえて、遊ぼうとしていた。直ぐに叱って注意をしたが、油断できない。
ピアノを習う - 2022.01.15 Sat

本年初の投稿。
今年もどうぞよろしくお願いします。
さて、新年と言えばNew Year Resolution (新年の抱負)だ。
今年はピアノを「本格的に始める、習う事」にした。
ピアノについては以前の投稿でリビングに電子ピアノを購入したことを書いた。その時はピアノの練習でもしようと、気軽に構えていたが、いつまでたっても始まらないので、今年からきちんと先生について習おうと決心した。
ピアノでどんな曲を弾きたいかというと、目標はジャズだ!。しかし、いきなりジャズは難しそうなので、まずはピアノの基本を習得してから、ジャズを少しづつ勉強しようと思う。そこで昨年末から近所のピアノ教室をネットで検索し、候補を決めて体験レッスンを済ませ、月に2回、通うことにした。基本のバイエルやハノンを、そしてブルグミューラーあたりを目標にすることを先生と相談して、さっそく今月からレッスンが始まった。
最初は指が思うように動かない、力が入るなど、どうなることかと思ったが何とか両手で弾けそうだ。
バイエルやハノンを習う一方で、空いた時間に(時間はたっぷりある)ジャズのコードを覚えたいと思い、コードの単語帳なるものを自作。約180種類のコードを覚えようと思う。ピアノのコードはギターやウクレレと違って、コードネームを見れば鍵盤上のおよその指の位置が理屈上判るので、何とかなりそうだ。

そして大切なのいつもすぐ傍にピアノがあることだと思う。普段仕事場に籠っていることが多いので、仕事の合間にでもすぐにピアノに触れられるように88鍵のコンパクトタイプのピアノを新たに購入した。(もちろん家計に負担をかけずに、仕事で得た収入から支出)
このNuma Compact2というピアノ、グランドピアノや電子ピアノの音色も美しく、それにデザインも素晴らしい。(さすがイタリア製)
何よりもコンパクトなので、狭い書斎にも無理なく収まる。

70歳にして今更ピアノを習うなんて、と思うかもしれないけれど、90歳まで元気に弾いていたとすると、なんとピアノ歴20年のベテラン演奏者ということになるからね。
まあ、挫折しないように頑張ります。