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2023-06

九州1周1人旅 第3日 - 2023.02.28 Tue

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2月28日(火) 太宰府天満宮へ

フェリーは予定通り朝の7時に新門司港に到着した。今日も快晴の様子できれいに日が昇る。

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阪九フェリーの大阪行きの「ひびき」が停泊している。

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九州上陸後の最初の目的地は太宰府。北九州の都会地は寄らず、一気に高速を使って「太宰府天満宮」へ。

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さだまさしのファンでもないが、名曲「飛梅」は太宰府天満宮のガイドになるような歌。その歌詞にある通り、
心字池にかかる三つの赤い橋、天神様の細道、裏庭を抜けたお石の茶屋、焼きたての梅が枝餅、お御籤、飛梅と見て回る。
ちなみにお御籤は中吉。旅行については「障りなし、盗難に注意せよ」と道真公のアドバイス。

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菅原道真は学問の神様と言われるだけに、また太宰府天満宮が全国天満宮の総本社とも仰がれているだけに、この受験シーズン、合格を祈願する学生さんと思われる若い人たちが多い。

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そして目についたのは韓国人と思われる観光客の多いこと。九州は確かに韓国に近いということが良く理解できる。

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そして有名な飛梅。一説によると梅と松が飛んだが、松は途中で力尽き、神戸の須磨に根を下ろしたため、須磨区に飛松という地名が出来たとか。また須磨区の板宿は大宰府に左遷される菅原道真のために、里人が板囲いの宿を建ててもてなしたので、板宿の地名がついたといわれている。神戸人にはなじみの街だ。

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長崎は大浦天主堂、グラバー園、平和公園

参拝を終えてもまだ午前中、さあこれから長崎だ。再び高速に乗って長崎に向かう。道も空いてて快調に走る。高速を降りで直ぐに長崎市内に入る。まずは大浦天主堂の駐車場に車を入れる。

長崎のシンボル、国宝大浦天主堂。

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建物内部は撮影が許されていない。天主堂隣には旧神学校や大司教館の建物があり、現在は博物館として様々な展示物があり、信仰の自由を獲得するための様々な苦難の歴史が示されている。

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大浦天主堂のすぐ近くにはグラバー園がある。
長崎には神戸と同じく外国人居留地があり、このグラバー園も長崎港を見下ろす丘陵地に複数の洋風建築が立ち並ぶ。神戸の北野町の洋館よりも、ずっと綺麗に保存されているように思う。また長崎港を見下ろすこの立体的な地形、入り組んだ海などロケーションが素晴らしい。

この建物は旧三菱第2ドックハウス

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そして最も気に入ったのは旧ウォーカー氏の住宅で、4部屋しかない小さな住宅だが、その部屋もそしてベランダもとても心地よさそうに見えた。

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丘陵地に点在する建物を散策していたら、この快晴の中、汗をかくほどだった。

初めての長崎ではどうしても見ておきたい場所がもう一つあり、移動する。

車を広い地下駐車場に入れて、地上にある「平和公園」にやってきた。

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この原爆投下中心地にある平和記念像と各モニュメント、そして原爆資料館をどうしても訪ねてみたかった。

このモニュメントが爆心地で上空500mで原爆が炸裂した。

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原爆資料館では修学旅行の学生さんたちに交じって展示を見学。
この原爆は北九州に落とす予定が視界不良で、晴れていた長崎になった。原爆の被害は、たまたま広島や長崎だったが、当時の状況からすると東京湾、横浜、神戸など何処に落とされても不思議ではなかったと思うと、被災地の運命の恐ろしさを感じる。

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平和記念像が快晴の空にまぶしい。

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重い気持ちになって、長崎のスケジュールは終了した。

今日は懐かしい会社時代の友人宅にお世話になるため、諫早市に向かった。
途中干拓の為の水門の開閉問題で有名な諫早湾を眺めながら、景色の良いのどかな道を通って友人宅に到着した。

今回の旅で、長崎の友人と飲もうと思って連絡を取ったが、ぜひ泊ってほしいとの言葉に甘えて、お世話になることにした。
大歓迎を受けて、お酒とご馳走を頂き、夜遅くまで昔話に花が咲いた。

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長崎名物皿うどんもたっぷりと。

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友人宅にはこんなオシャレな居酒屋のような空間がある。写真を掲載させていただく。歓待して頂いてどうもありがとう。

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本日のルートは以下の通り。

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九州1周1人旅 第2日 - 2023.02.27 Mon

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2月27日(月)神戸から瀬戸内海フェリーの旅

今朝は早くからホテルを出発、高速に乗る。自宅を出て550kmぐらい走らないと目的地のフェリーターミナルに到着できない。なので朝食は新東名のSA内にある吉野家で簡単に済ませる。まあこんな感じで500円程度とお手頃価格で、一人旅のいかにも素朴な食事。

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せっかく神戸に向かうので、須磨区にある施設に寄り、母親と面会する。母は予想以上に元気そうで一安心。短い面会を済ませてフェリーターミナルのある東灘区の六甲アイランドに向かうが、その近くの「白鶴酒造記念館」に立ち寄る。

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ここに寄れば灘の美味しいお酒が、しかも此処でしか買えないお酒が手に入る。実は明日の九州では友人の家にお邪魔することになっており、何か神戸らしいお土産が欲しかったからだ。

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記念館内の昔の酒造りの展示を見ながら、お土産の酒を購入後、いよいよ六甲アイランドのフェリー乗り場に向かった。
ほとんど人気のない埠頭の乗り場には、想像以上の大型船「やまと」が停泊中。全長195m、16,292トンだ。

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乗船前に窓口で車検証を提示したり、全国旅行支援の割引申請をしたりと一通りの手続きを完了。乗船の案内を待って駐車場にて待機する。

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今回利用するのは「阪九フェリー」で、神戸から北九州の新門司までの約460kmを結ぶ大型フェリーで、神戸発18:30、新門司港には明日の朝7:00到着だ。

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さあ、いよいよ乗船。ワクワクするね。

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車を船内に駐車後、1泊分の荷物を纏めて船内に入る。今回予約したのは船内の7階部分にある「デラックスシングルルーム」だ。部屋は狭く窓もないが、テレビがあり、一人なら十分快適だ。

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これでチェックイン完了。しばらくの間船内を探索する。まずは目につくのがロビーの空間。豪華客船風の演出がクルーズ気分を盛り上げてくれる。

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レストランは6階にある。メニューも豊富。そして船内には至るところに展望スペースやソファー、テーブルなどがあり、たとえ狭い船室を予約したとしても居場所は多く、自由に過ごせるのが良い。

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売店では何でも揃う。今回は売店での買い物やレストランでの食事に全国旅行支援のクーポンが使えた。

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決め手は大浴場。このお風呂が有るか無いかで旅の快適さが違う。込み具合は入り口のランプで表示されるのが有難い。

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船の中とは思えないほどの充実ぶり。

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とどめは露天風呂だ!

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18:30に出航したフェリーは神戸の街、神戸空港などを見ながら、途中、19:30に明石海峡大橋を、22:45に瀬戸大橋を、01:05に来島海峡大橋を通過する。どの橋も世界級のスケールだ。19:30に7階のデッキに出て早速ダイナミックな明石海峡大橋を撮影。かなり風があったが寒さを忘れさせてくれる景観だ。船旅最高。

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うーん、第2日はフェリーの紹介、PRに終わってしまった感がある。
昨日の出発からからフェリーに乗るまでのコースは以下の通り。少し疲れたので船内ではゆっくり眠れそうだ。

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いよいよ明日は九州。旅は始まったばかりだ。

九州1周1人旅 第1日 - 2023.02.26 Sun

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私の個人的プロジェクト、“N-VANで日本全国を巡る旅”の一環で、今回は九州一周の旅だ。
九州のような遠方となると、九州に着くまでに1~2泊ぐらいが必要で、どうしても全日程が長くなってしまう。色々と事前にコースを吟味した結果、鹿児島はあきらめて福岡→長崎→熊本→宮崎→大分と回る全9泊10日の計画を立てた。まずは自宅から神戸まで行き、そこからフェリーを利用して新門司港から九州に入り、各地を巡って、またフェリーで神戸に戻るという少々変化に富んだプランだ。しかし全10日間にも渡る軽自動車による一人旅は、今までに経験もなく、70歳を超えた自分としてはちょっとしたチャレンジだ。
思えば高校時代に友人と125CCのバイク二人乗りで神戸から九州に行ってきたが、今回はそれ以来の久しぶりのチャレンジによる九州だ。

2月26日(日)自宅から浜名湖へ

さて、N-VANに荷物を一杯積み込んで快晴の日曜日にいよいよ出発。東名、新東名を通って関西方面に向かう。このコースはもう何度も走っていて、お馴染みになってしまった。今回も富士山が綺麗に見える。

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一泊目は浜名湖に泊まるが、せっかくなのでこの地域で有名な「龍澤寺(りょうたんじ)」を訪ねる。龍澤寺は徳川幕府を支えた井伊家の菩提寺で、大河ドラマで知られる井伊直虎ゆかりの寺である。緑深い境内には数々の建築や文化財、そして国指定の名庭園が見どころである。

まずは立派な山門をくぐり、境内へ入る。

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ちょうどこの時期は庭の梅が満開である。

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龍潭寺の本堂は江戸時代前期のもの。廊下は鴬張りになっており、静かに歩けば歩くほど、見事に床が鳴る。

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この廊下の突き当たりには、日光東照宮のねむり猫の作者としても有名な左甚五郎が彫った「竜の彫刻」がある。

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そして龍潭寺のハイライトは小堀遠州の池泉鑑賞式庭園である。寺伝によると1630年頃の築庭といわれている。

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この庭園は多分初夏に訪れると緑が濃く、もっと美しいのだろうなと感じた。浜松には近くに「実相寺」という枯山水の名庭園もあり、京都にわざわざ行かなくても充分見事な庭が鑑賞できるということだ。

龍潭寺、なかなか良いお寺です。来てよかった。

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ということで目的地の浜名湖に到着して、第1日目は終了。

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旅は始まったばかり。まだまだ九州までの道のりは遠い。

坂戸の聖天宮 - 2023.02.05 Sun

旅の途中についでに寄ってみようと思い、埼玉県坂戸市の聖天宮(せいてんきゅう)にやってきた。

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しかし、道路から見えたその姿にちょっとびっくり。ここまで本格的な施設だとは思わなかった。
聖天宮というのは台湾・中国の道教のお宮で、不治の大病を患い、一命をとりとめた台湾の康國典大法師という人が、その感謝の意を込めて建設したものだ。しかも建設場所が台湾ではなく、神のお告げによってこの坂戸の地を選んだそうだ。そして台湾の一流の宮大工を呼び寄せ、十五年を掛け、平成七年に聖天宮が完成している。
いや、とにかく想像以上に凄い建築物だ。

まずは正面入り口のある「天門」。神様と皇帝の建造物にしか使われない黄色い屋根瓦と龍による豪華絢爛な造りだ。

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門の上には見事な龍が飾られているが、建物全体で、これらの龍は5千頭も居るそうだ。

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門を抜けて広大な前庭に出ると、鐘楼を左右に配した見事な前殿が現れる。

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鐘楼は狭い階段を通って、二階まで昇れるようになっている。

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前殿内部に入り、見上げると見事な天井。釘無しで組まれた精緻で複雑な造形だ。

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さらに、この前殿を抜けて中庭に出ると、いよいよ本殿が登場する。

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ここで参拝が行われるが、日本人には台湾の参拝の作法が解らないので、係の人が丁寧に説明をしてくれていた。

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本殿の柱。一本の石柱を見事な透かし彫りで、くり抜いている。

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屋根の龍の姿が素晴らしい。

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この聖天宮、これだけの施設のため、「西遊記」をはじめ、テレビや映画のロケにもよく活用されているらしい。
快晴の日、日本に居ながら、台湾観光が出来た。なかなか見ごたえのある体験をさせてもらった。

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埼玉県坂戸市塚越51-1 聖天宮  拝観料¥500

軽井沢での食事 - 2023.01.16 Mon

軽井沢の東急ハーヴェストに宿泊した時、我々夫婦は、和食コースを好んで楽しむ。今回の記事はその和食コースについて。

軽井沢周辺を散策し、チェックインを済ませた後は、ゆっくりと大浴場の温泉に浸かり、夕方までのんびりと過ごす。この時の風呂上がりのビールはたいてい「つるや」で買っておいた軽井沢ビールを飲む。特に私のお気に入りは白ビール(Weiss)だ。
ところが、この風呂上がりの一杯を楽しむと、夕食の和食コースの最初に飲む生ビールの旨さが引き立たない。やっぱり風呂上りは我慢しておいて、夕食の最初の一杯を最高のものにすべきだとも思っている。(どうでも良いことだが)

さて、和食コース。今回は人気の「紡(つむぎ)」コースだ。旬の食材や信州ならではの食材をふんだんに使用したレストラン自慢の一品という触れ込みだが、確かに和食ならではの繊細さと奥深さを楽しめる料理だと思う。

まずは生ビールを味わってからの最初の品は

【箸染】 市松豆腐、 信濃雪鱈、 雲丹、 法蓮草、 添え針海苔(写真無し)

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【御椀】 清汁仕立  尾鯛葛打ち、 菜種、 蝋梅人参、 平茸、 小角柚子
実はこのお椀が我々はコース前半での一番の楽しみにしている。

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【造里】 天然本鮪、 九絵、 信州サーモン、 つぶ貝、 あしらい一式

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そしてここらあたりで日本酒をオーダーするのはいつものパターンだ。
女性杜氏の活躍で有名な岡崎酒造の「信州亀齢 純米酒ひとごこち」をいただく。すっきりした飲み口の辛口タイプだ。

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【蓋物】 黒むつ難波蒸し、 筍、 笹打ち葱、 白舞茸、 七味おろし

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そしてここらで料理の最大ハイライトを迎える

【焼八寸】 ずわい蟹甲羅焼き旬菜盛り 
・鰊と芹の浸し ・のどぐろ蕪寿司
・新からすみ ・牛八幡巻き ・厚焼玉子
・鮟鱇黒酢南蛮漬け ・蕗の薹そば味噌田楽   ・酢取り梅花大根

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【食事】 お番菜と共に
羽釜御飯、 信州産太陽と大地の謙太郎米、汁物、 信州合せ味噌仕立、 香の物

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そして最後にデザートで終える。

【水菓子】 桜のババロア、 苺、 キウイ、 ドライオレンジ、 黒糖わらび餅

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以上でコース終了。
お楽しみいただけましたでしょうか?

こゆきはそれとは別に、旅に出ると急に食欲がなくなる。早く帰って落ち着きたいみたいだ。

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以上、軽井沢の食事でした。

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山口県へ往復2000kmの旅 第5話 最終版 - 2022.11.29 Tue

11月27日(日)

今日は朝から福山を出発。福山市内は何処も観光しなかった。福山城や鞆の浦があるのに残念。というのも今日は一気に奈良まで行くつもりで278kmもの道のりだ。さらに途中で神戸に寄るので急がなければいけない。

神戸では施設にいる母に面会に行く予定だったが、あいにく日曜日のため面会ができない。代わりに父の墓参りに行くことにした。

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住吉霊園という神戸の阪急御影駅の北部にある大きな墓地に父親の墓がある。神戸の東灘区のエリアは左官屋をしていた親父が良く仕事をしていた現場。ここから下界を見下ろしながら、親父は自分が関わって建てた住宅を眺めているのかな。墓参りを済ませて、「にしむら珈琲御影店」に入る。この店は両親がお気に入りで、二人でよく朝食を食べに来ていた。私も神戸に来た時には時々美味しい珈琲を飲みに三宮店や元町店に入る。今日のメニューはカナディアンセット。美味しいベーコンエッグサンドだ。

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さて、出発。いつもは神戸から阪神高速で直ぐに名神に入るが、今日は奈良なので大阪市内を抜けることになる。少し渋滞に巻き込まれた。

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奈良はJRの駅前にあるホテルに到着。荷物を置いてバスに乗って少し散策。奈良公園で鹿に逢う。今回は一度の旅で、宮島と奈良、ともに世界遺産であり、鹿のいる名所にやってきたことになる。ここの鹿は宮島よりも観光に俗されているような気がする。

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春日大社は混雑しており、参拝する時間もあまりなく、ホテルに帰ることにした。やっぱり日曜日は人が多い。

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ホテルに戻ってから、夕食に出かけ、部屋に戻って楽しみのサッカー日本戦を見る。残念ながらコスタリカに敗れてしまう。ドイツに勝利したあの勢いを期待したが、今日はいいところが無かった。

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11月28日(月)

このまま帰路に就くのだが、せっかくなので古都奈良をもう少し見て行く。
奈良の中心地から十数キロ離れた法隆寺にやってきた。

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昔神戸から遠足などで来たのか来ていないのか、よく覚えていない。しばらくの間飛鳥時代にタイムトラベルだ。人も少なくて静かに散策できる。

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日本最古の五重塔、迫力があり、美しい。古代の最高峰の木造建築技術が作り上げた名作だ。

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五重塔と金堂。素晴らしい空間、バランスだ。

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薬師三尊像が安置されている大講堂

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そして大宝蔵院には法隆寺に伝来する数々の名宝が安置されている。中でも飛鳥時代の建築様式を伝える玉虫厨子。そして百済観音像。教科書で見た国宝のオンパレードだ。よく見る聖徳太子像の絵も保管されている。残念ながら全て撮影はできない。

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比較的ゆっくりと散策を終えて、すっかり満足した。さあこれで一気に東に進もう。

東名阪道、新名神、新東名などを通りながら夕方暗くなってからやっと最後の宿泊地熱海に到着。いつもの東急ハーベスト熱海伊豆山の快適な大浴場でゆっくりと体を休める。本日の走行距離は375km。約6時間の道のりだった。

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11月29日(火)

熱海の朝。

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これいでいよいよ長い旅も終了。途中小田原の手前で秀吉が築城した一夜城跡を見に行く。急斜面の農道を通って小高い山の上に行くと小田原方面の街が一望できる。そういえば今回の旅の初日は長浜の秀吉の城だったな。城で締めくくり。

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今日は短い距離で約118km走行で自宅に着く。旅の全行程、トリップメーターは「2064.2km」となっていた。出発前に予想していた通り2000kmの旅路となった。

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山口県へ往復2000kmの旅 第4話 - 2022.11.26 Sat

回天記念館へ

昨日に続き、今日も好天に恵まれた。
今日は昨日の同窓会メンバーとともに周南市の回天記念館を訪ねる。笠戸島のホテルから車で30分ほど走り、徳山港に到着。ここで車を置き、フェリーの切符を購入。

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徳山港から大津島巡行船に乗船。結構スピード感のある船で、瀬戸内の陽光を浴びて爽快に走る。島々の景色が素晴らしかった。

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約20分の船旅で、大津島の馬島という港に到着。徒歩で丘の上にある「回天記念館」に向かう。
「回天」は太平洋戦争の末期、「天を回らし、戦局を逆転させる」という願いを込めた特攻の兵器である。
魚雷に大量の爆薬を搭載して敵艦に体当たりする人間魚雷が考案され、ここ大津島で20歳前後の若い隊員たちが訓練を重ね、出撃していった。

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その「回天」は記念館入り口横に展示されている。「回天一型」と呼ばれるこの人間魚雷は全長14.75mと意外に長く、550馬力のエンジンを搭載して、技術的にも高度な設計がなされている。

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館内にはビデオ映像による当時の隊員の証言、開発資料、搭乗員の遺品や遺書などが多数展示されている。

そして記念館を見終わった後、海岸にある訓練基地まで移動する。トンネルを抜けると訓練基地施設がある。当時はレールが敷かれ、トンネルの中を通って回天をトロッコに乗せて発射基地まで運んだ。

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当時はこのあたりから回天に乗って訓練のために周囲の島をめぐって、様々な訓練を行っていた。また、潜水艦がここに停泊し、そこに回天を搭載して敵艦をめざして出航して行ったのだろう。

悲しいのは無念にもこの訓練の事故で亡くなった方もいるということだ。機会があればその遺書全文をいつか読まれることをお勧めする。事故にあってあまりにも冷静で後のことも配慮した内容。

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このような施設は当時の状況や戦争を語る遺産として貴重であるということから土木学会推奨の土木遺産に認定されているそうだ。

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この部分は魚雷の発射試験として使われていたようだ。海の色が美しい。

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この猫は記念館に向かう道から、ここ訓練基地まで、ずっとかわいい声で鳴きながら我々に付いてきた。もしかしたら案内してくれているのか。

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呉の大和ミュージアムや回天記念館、今回の旅は自分の中でどこか当時の人々の犠牲に対して追悼したい気持ちもあって、どうしても来てみたかった場所だ。今の平和な世の中は過去の尊い犠牲の上にあるとよく言われるが、こうした場所を訪れて、改めてそうしたことを実感することも大切だ。

見学が終了して、この島でたった一軒営業している「島食堂ひなた」を発見。写真の「ぶっかけ島うどん」をいただく。のんびりとした時間が流れる素敵な食堂だった。

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いつのまにかあの猫ちゃんがいなくなっている。

本日午前中からの行程は以下の通り、笠戸島→徳山港→大津島→徳山港

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午後からは皆さんとここでお別れ、また機会を作ってみなさんと再会したい!

今回は山口県内で、笠戸島、そして大津島でドローンの空撮をしたいと思って、事前に飛行計画の登録と関係機関に許可を取っていたが、結局時間が無くて飛ばせなかった。旅の後になって撮っておけばよかったと思うが、これはまたの機会の楽しみに。

さて次の目的地は娘婿のご両親が経営する三原のお店までご挨拶に。そして尾道を経由して福山まで行った。徳山から約200kmの行程だ。初めて訪れる福山の街では温泉付きのビジネスホテルに宿泊。
夕食に入ったお好み焼き屋では客は私一人。旅行好きのおかみさんと話が弾んで、結構楽しい夕食になった。

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以上で旅の4日目は終了。




山口県へ往復2000kmの旅 第3話 - 2022.11.25 Fri

秋の宮島

昨夜は宮島口に到着。ホテルはフェリー乗り場の真ん前にある便利なところ。なので早朝6:25のフェリーで宮島に向かう。

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フェリー乗り場は人も少なく、今はまさに夜が明けようとしている。
こういう夜明けの瞬間の景色を見るだけでも旅の価値がある。ここから宮島までわずか10分の乗船時間だ。

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フェリー乗り場から少し歩いて、厳島神社境内に到着。この時間帯の潮位だと、鳥居の近くまで行って見れそうだ。
大鳥居は修理のために足場が設置されているが、まだ鳥居全体を覆う足場ではなくて良かった。

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さあやって来ました。日本三景、世界遺産の宮島、厳島神社。

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今回御朱印帳を持ってくるのを忘れてしまい、残念。

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この時間帯の潮位ではまだ海に浮かぶ寝殿造りの独創的な姿になっていないが、これから時間とともに潮位が変化してくる。

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山を背景に、さすがの威厳と風格がある。

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砂浜を歩いている鹿が挨拶にやってきた。

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帰り道で、沢山の鹿と遭遇。食べ物をねだって、ここにお住いの方に寄ってくる。これは毎朝の風景だろう。

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海と山の自然の中で鹿はのんびりと暮らしているように思える。

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そろそろ潮位が上がり始めてきた。もう少し滞在していれば海に浮かぶ神殿の姿に変わる。

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五重塔と豊国神社は残念ながら時間のある時に再訪したい。

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帰りの船が到着。これに乗って本土に戻る。ほんとに駆け足の宮島観光だ。

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これからホテルに戻り、朝食を済ませてからいよいよ山口県に向かう。すっかり空は明るくなっている。今日も良い天気。

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車に乗って、目的地の山口県に。まずは宿泊先の国民宿舎のある笠戸島に向かった。ここからはわずか73kmの道のりだ。
そして午後からは同窓会。懐かしい仕事仲間、そしてお世話になった会社の先輩方との再会だ。車両工場の見学など、大変貴重な体験をさせていただいた。(写真撮影も出来ず、掲載できないのが残念。)

そして楽しい夕食。山口県といえばやはり絶品、ふぐ料理だ。

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懐かしい資料や映像を見て、遅くまで皆さんと歓談。 瀬戸内の島々を眺めながら温泉にも浸る。
今日がまさに旅のハイライトだった。

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Small House Style へようこそ!2011年に念願のリタイア生活に入りました。フリーでデザインの仕事をしながらも、趣味の世界も充実させ、楽しみたいと考えています。どんな生活になるのか、ブログを通じてみなさまにご紹介しましょう。

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