極上の音楽 8月7日神戸 - 2014.08.10 Sun
神戸帰省中の7日、ベルリン在住のオーボエ奏者である渡辺克也さんの演奏を聴くことができた。世界的に著名な渡辺さんとは、友人の紹介がきっかけで知り合う事となったが、あまりに凄い世界で活躍されている方なので、ちょっと気後れしそうであったが、実はとても気さくな人柄だ。普段は欧州各地で演奏されているが、今回は神戸で開催される音楽コンクールの審査員としての初めての神戸訪問。これを機に神戸での演奏を実現したいとの話で、色々とお店探しをお手伝いしたところ、クラッシクのライブレストランでの出演が無事決定した。実は私の兄も神戸のアマチュアのオーボエ奏者で、今回の渡辺さんに会えること、その演奏が間近で聴けることを楽しみにしていた。
演奏会はPM7:30からなので、その前に近くを散策。この時期の神戸、昼間はセミの音が凄く、いかにも猛暑という感じ。写真の兵庫県公館は100年以上前の兵庫県庁舎で内部を見学できる。県の歴史展示を見て、兵庫県の初代県知事が伊藤博文であったことを初めて知る。

さて、演奏会の会場は神戸の中心地三宮駅前のビルにあるレストラン「PIA Julien」。会場からの景色もこんな様子。お酒や食事を楽しみながら演奏会の始まりを待つことになる。大きなコンサート会場で聴くのとは違い、とてもリラックスできると同時に贅沢な気分を味わえる。

今回の演奏曲は、最近発売されたCD(レコード芸術8月号の特選に選定された)を中心に選曲され、オーボエ奏者や音楽好きにはたまらない面白い解説を聞きながらの進行で、あっという間に2ステージが終わる。この解説が重要で、初めて聞く曲でも、その背景、ストーリーを聞くと楽しみが増す。自分にもっと音楽の知識があり耳が肥えていたら、その素晴らしさが更に理解できるだろうけれど、只々その音色に聞き惚れてしまうだけ。兄の話では、その音色は想像以上に強く、オーケストラの中での存在感が際立つのではと感激していた。まさに極上の音楽を聴かせて頂いた。

ピアニストの大渕雅子さんも、ドイツ留学後、関西中心に大活躍されている方。素晴らしい演奏を聴かせて頂いた。次の機会には単独のコンサートで聴かせてもらいたい。
国内ではめったに聴くことの出来ない渡辺さんのオーボエ、今回のような限られた空間で、たった数十人の客に向けての二人の生演奏。本当に贅沢な時間でした。
翌日は台風も近づきつつある中での帰りの飛行機、神戸の町がよく見える。世界一の明石大橋の真上で旋回して羽田に向かう。
今回もしっかり充実した旅でした。



演奏会はPM7:30からなので、その前に近くを散策。この時期の神戸、昼間はセミの音が凄く、いかにも猛暑という感じ。写真の兵庫県公館は100年以上前の兵庫県庁舎で内部を見学できる。県の歴史展示を見て、兵庫県の初代県知事が伊藤博文であったことを初めて知る。

さて、演奏会の会場は神戸の中心地三宮駅前のビルにあるレストラン「PIA Julien」。会場からの景色もこんな様子。お酒や食事を楽しみながら演奏会の始まりを待つことになる。大きなコンサート会場で聴くのとは違い、とてもリラックスできると同時に贅沢な気分を味わえる。

今回の演奏曲は、最近発売されたCD(レコード芸術8月号の特選に選定された)を中心に選曲され、オーボエ奏者や音楽好きにはたまらない面白い解説を聞きながらの進行で、あっという間に2ステージが終わる。この解説が重要で、初めて聞く曲でも、その背景、ストーリーを聞くと楽しみが増す。自分にもっと音楽の知識があり耳が肥えていたら、その素晴らしさが更に理解できるだろうけれど、只々その音色に聞き惚れてしまうだけ。兄の話では、その音色は想像以上に強く、オーケストラの中での存在感が際立つのではと感激していた。まさに極上の音楽を聴かせて頂いた。

ピアニストの大渕雅子さんも、ドイツ留学後、関西中心に大活躍されている方。素晴らしい演奏を聴かせて頂いた。次の機会には単独のコンサートで聴かせてもらいたい。
国内ではめったに聴くことの出来ない渡辺さんのオーボエ、今回のような限られた空間で、たった数十人の客に向けての二人の生演奏。本当に贅沢な時間でした。
翌日は台風も近づきつつある中での帰りの飛行機、神戸の町がよく見える。世界一の明石大橋の真上で旋回して羽田に向かう。
今回もしっかり充実した旅でした。



フランク・ロイド・ライトの住宅 - 2014.08.06 Wed
帰省を兼ねて帰ってきた神戸で何か建築を見たいと思って探していたら、ライトの建築を未だ見ていなかったことに気づいた。場所は阪急の芦屋川駅から坂を登って直ぐのところにある「ヨドコウ迎賓館」(旧山邑家の住宅)である。関西の8月はかなりの酷暑だけれど、今日は曇り空で、過ごしやすい。実家のある六甲から直ぐ近くの駅「芦屋川」に到着。小さな駅で、人も少なくひっそりとしている。


川沿いに北上すると、「ライト坂」という看板が有る。この坂道を登って行くと周りは高級住宅ばかりで、直ぐ左手に「ヨドコウ迎賓館」の門が見える。見学は土日と水曜日のみに限られている。

門から玄関の車寄せまでのアプローチで、早速あの特徴的な大谷石の彫刻が見えてきた。建物の中に入る前に、すでに色々と見せ場があるという感じ。車寄せに行くと、下界の街や海が一望できるバルコニーがあり、隣の山からの涼しい風が通り抜けて、とても気持ちが良い。しばらくはここにいて景色を楽しみたいところだ。



建物は山の斜面に沿って建てられており、自然に溶けこんでいる。全部で4階建てになっているが、斜面に沿っているので、高さは感じない。安藤さんの「六甲の住宅」のような建て方は、既にこの土地で1918年にライトによって設計されていたのだなと思った。この住宅の建設にあたっては、ライトの帰国後、弟子である遠藤 新と南 信らに任されたそうだ。



建築の面白さは内部の探索で、立体的な間取りの各部屋に入るたびに驚きが有り、感心させられる。しかもライトの場合は木組みや装飾のディティールが凝っており、膨大な時間を掛けて、拘って設計したのだろうなと想像できる。
今回は一人で観に来たが、また季節の良い時に改めて訪れたい。できれば建築に詳しい友人に教えてもらいながら、見れれば、もっと色々な発見が出来るのではと思っている。




いや~ほんとに素晴らしかった。応接室、和室、子供部屋、食堂、屋上バルコニ、厨房、使用人室、勝手口と色々特徴があって楽しめる。住宅を見ていて一番楽しいのは、この住宅のオーナーになった気分であれこれ想像を巡らすことで、当時の優雅な生活がリアルに感じ取れる。
ここは現在、重要文化財に指定され管理されている。


川沿いに北上すると、「ライト坂」という看板が有る。この坂道を登って行くと周りは高級住宅ばかりで、直ぐ左手に「ヨドコウ迎賓館」の門が見える。見学は土日と水曜日のみに限られている。

門から玄関の車寄せまでのアプローチで、早速あの特徴的な大谷石の彫刻が見えてきた。建物の中に入る前に、すでに色々と見せ場があるという感じ。車寄せに行くと、下界の街や海が一望できるバルコニーがあり、隣の山からの涼しい風が通り抜けて、とても気持ちが良い。しばらくはここにいて景色を楽しみたいところだ。



建物は山の斜面に沿って建てられており、自然に溶けこんでいる。全部で4階建てになっているが、斜面に沿っているので、高さは感じない。安藤さんの「六甲の住宅」のような建て方は、既にこの土地で1918年にライトによって設計されていたのだなと思った。この住宅の建設にあたっては、ライトの帰国後、弟子である遠藤 新と南 信らに任されたそうだ。



建築の面白さは内部の探索で、立体的な間取りの各部屋に入るたびに驚きが有り、感心させられる。しかもライトの場合は木組みや装飾のディティールが凝っており、膨大な時間を掛けて、拘って設計したのだろうなと想像できる。
今回は一人で観に来たが、また季節の良い時に改めて訪れたい。できれば建築に詳しい友人に教えてもらいながら、見れれば、もっと色々な発見が出来るのではと思っている。




いや~ほんとに素晴らしかった。応接室、和室、子供部屋、食堂、屋上バルコニ、厨房、使用人室、勝手口と色々特徴があって楽しめる。住宅を見ていて一番楽しいのは、この住宅のオーナーになった気分であれこれ想像を巡らすことで、当時の優雅な生活がリアルに感じ取れる。
ここは現在、重要文化財に指定され管理されている。