年の瀬の軽井沢 - 2016.12.30 Fri

今年の仕事も終わったので本年最後の締めの旅に出かけた。今更ながらの軽井沢観光で、生憎の天候であったため、追分の堀辰夫文学記念館に寄ってみた。宮崎駿の映画「風立ちぬ」のモデルにもなった小説家堀辰夫が晩年を過ごした別荘には色々な記念品が飾られている。映画では「里見菜穂子」となっていたヒロインは堀辰夫の婚約者矢野綾子で、結核のため富士見高原療養所で亡くなったのだが、写真をみるとほんとうに美しい人だ。


この時期に見学者はほとんど見当たらないので、静かにじっくりと見学することが出来た。軽井沢では様々な記念館などの割引チケットが用意されているのでお勧めです。
ということで、共通チケットで見れる重要文化財「旧三笠ホテル」にも行ってきた。
館内は冷え切っていて外よりも寒くてゆっくりできなかったが、インテリア、調度品、など明治時代のままの雰囲気を伝えている。

ほんとうにここは軽井沢の定番スポットで、遅ればせながら初めて見学した。


室内の光の具合も良い感じ。家具・調度品もきちんと保存されいてる。




翌日は軽井沢から18号線を西に向かって小諸を過ぎ、上田の手前にある東御市の「海野宿」を訪ねた。
ここは北国街道の宿場町として伝統的な街並みが丁寧に保存されている。ここも季節外れの平日とあってほとんど訪れる人がいないのである。

防火壁の役目を果たした「卯建(うだつ)」が見事に保存されている。

人が多いと怖がる「さくら」も、ここなら安心で、良い散歩コースになっていた。

今回もホテルは東急ハーベスト旧軽井沢。ここの総料理長の和食はいつ来ても素晴らしいと思う。
例によって食べたものを後で思い出せるように記録しておく。
先八寸の椿寿司、茄子田楽、小芋雲丹焼き。

胡桃豆腐

蕪柚子味噌付け、石垣豆腐、長芋、赤ピーマン、青味。

お奨めのお酒は地元「佐久の花」。これがとっても旨い。

信州サーモン味噌掛け、牛肉ロール、海老アーモンド、姫人参。

食事は百合根御飯。

そして季節の水菓子

写真を見ていると、また何度でも食べに行きたくなるな。
それではこれで今年のブログは終了です。皆様どうぞよいお年をお迎えください。