快晴の伊豆箱根 - 2017.05.27 Sat

毎年恒例(高齢)の会社のOB会、今回も伊豆一泊の旅を楽しんだ。二日間とも絶好の好天に恵まれ、帰りは伊豆スカイラインを通って懐かしい十国峠に寄る。さっそくケーブルカーに乗って770mの山頂へ。


このケーブルカーは昭和31年の日立製だった。我々日立のOBとしてもちょっと嬉しい。誰がデザインしたのだろう?この当時はデザイナーは居なくて、設計者の手によるものか?
富士山も良く見えるし、駿河湾、三浦半島などまさに「十国」を見渡せる気持ちの良い場所であった。

暫く景色を堪能して、十国の一つ「武蔵」の国に向けて帰途についた。
箱根芦ノ湖も湖尻を中心に気持ちよく見渡せた。これは芦ノ湖スカイラインからの撮影。

今回の写真は全てiPhone6で撮影。
文人の別荘 - 2017.05.13 Sat

最近は出かければ雨、家にいると晴天が続いてしまい残念だったが、今回は久しぶりに好天に恵まれた旅だ。新緑の軽井沢で、改めて軽井沢らしい文人の古い別荘を訪れてみた。
まずは旧軽井沢で有名な「室生犀星の旧居」だ。

つるや旅館の近くにあるこの別荘は手入れも良く、この日も管理者が庭の手入れを丹念に行っていた。この場所を舞台に夏の軽井沢では多くの詩人や作家たちとの交流が行われていたという。質素な建築やこじんまりとした庭の落ち着いた雰囲気がとても良い。

次は堀辰雄の別荘。堀辰雄が軽井沢で滞在した別荘は4軒あるそうだが、これは自身が唯一購入した「軽井沢1412」で、現在は軽井沢高原文庫敷地内に移築されている。

1941年にアメリカ人が使用していたもので落葉松を主材にした切妻屋根の造りである。「よく燃える暖炉があり、炭で焚く風呂があった」と案内板の解説に書かれている。今見るとぼろ屋の感じで夏だけでなく、冬もここで生活したとなると相当我慢強くないといけない。

3番目は軽井沢タリアセン内にある「睡鳩荘」だ。

軽井沢別荘建築史の中でも最上質のもので、昭和6年(1931)にアメリカ人ヴォーリズの設計により建てられた歴史的価値ある建造物である。とのことだが、1階のリビングは豪華すぎてあまり自分の趣味ではない。

しかし古い別荘を見ながら当時の暮らしを想像してみるのもなかなか楽しいものだ。


一方、軽井沢の自然を満喫するウォーキングでは千ヶ滝の滝を見に行ってきた。

これはさくらも大喜びで、清流の中に入ってとても気持ちよさそうだった。とにかく良く歩き、汗をかき、清々しい風に吹かれて久しぶりに気持ちの良い時間を過ごした。


5月の連休も終わった、少し人気の少ない、そして爽やかな気温の軽井沢で5月の花や新緑を存分に楽しめました。もちろん美味しい食事も。







さて、明日から3日間神戸だ。何かと忙しい。
オークションは楽し - 2017.05.06 Sat

4月の更新は一回のみでちょっとブログをさぼっていた。
最近、オークションの便利さに今更ながらちょっとはまっている。最初はいらないモノ、買ったけど気に入らず使っていないモノを手始めにAmazonの出品用アカウントを使って売ってみたら、結構良く売れた。しかしAmazonで中古品を売るためにはAmazonで扱っている商品でないとだめで、例えばかなり昔に買った趣味のミニカーなどはAmazonでは売れない。そこはやっぱりメジャーなヤフオクの出番となる。出品も楽しいが、まずは掘り出し物を探し当てる入札が面白い。自分自身で最も利用価値の高いカテゴリーはカメラ関係だ。欲しいけど新品では手が出ない価格のカメラやレンズはヤフオクのサイトで探すと幾らでも見つかる。まずは最初の一番上の写真。程度の良い中古のSonyα7Ⅱを手に入れた。このカメラ、巷ではオールドレンズを楽しむためのボディとして人気が高い。まずはフルサイズの高画質、手振れ補正付のこのボディを手に入れ、あとは昔の懐かしいレンズたちを格安で手に入れるという狙いだ。
最初に手に入れたのはロッコールレンズで有名なミノルタのMD W.Rokkor 24mm 2.8 だ。このレンズはライカのエルマリート24mmの原型になったと言われており、こうした薀蓄や物語も楽しいが、ロッコールレンズとは私の故郷神戸の六甲山にちなんだネーミングなので、何かとても愛着が湧く。

そして次に手に入れたのが標準レンズの頂点と言われる憧れのCarl Zeiss Plannar T*50mm f/1.4。 以前フィルムカメラでContax Gとそのレンズを持っていたが、さすがにもうフィルムカメラを使う気にはなれず、またカメラもハード的には寿命が来ていたのでレンズと一緒に売却してしまった。しかし、当時使ったContaxレンズの描写や色彩の素晴らしさをまたデジタルカメラでも味わいたく、オークションで探していたところ、良い物を見つけることが出来た。このレンズを使えばきっと自分の写真の質が上がったような気になるだろう。撮るのが楽しみなレンズだ。

次は90グラムと出来るだけ軽く、小さく、薄く、散歩用に使いたいレンズだけれど、そこはContaxなのでしっかり撮れる。発売当時「鷹の目」と言われるほどシャープな画が撮れるレンズと謳われていた。Carl Zeiss Tessar T * f/2.8

当時欲しくても手の届かなかったこれらのレンズがオークションで格安で手に入るとは全く便利な世の中になったものだ。こうしたレンズがあるだけで楽しくなるので、あとはどんな写真を撮るか、撮れるかである。iPhoneでばかり撮ってると写真に対して雑になりそうだしね。
今回掲載した写真。自然光、手持ちで物撮りを試してみたけど、黒いものをより黒く撮る工夫をしてみた。かなり露出補正が必要だったけれど、プロが見たらさらに色々と指摘するところがありそうな写真。
ところで、これらはもちろん「別のカメラ」で撮影。
楽しいカメラの話でした。