冬の東御苑 - 2019.12.21 Sat

退職してからは都内にあまり出かける機会が少なくなったが、今日は都内のど真ん中、千代田区丸の内1丁目の皇居を訪ねてみた。
今回は江戸城跡を約1時間で散策できる「東御苑」だ。
地下鉄大手町駅を出てすぐに目に入るのは江戸城の正門に当たる「大手門」。入り口で簡単な持ち物検査のチェックを済ませて門をくぐって振り向くと、この景色、都会との対比が面白い。

そしてもう一つ「三の門」を抜けると警護のための番所が見える。これは「百人番所」と言われる長さ50mもある建物だ。

東御苑内は広々としており、都心に在りながら自然な空気でほんとうに清々しい。


花や植物を鑑賞するという意味でも、ここ皇居内は素晴らしい環境だ。たまたま冬の季節に訪れたが、春にはもっと多くの人で賑わうことだろう。
此処は日本国中の柑橘類ばかりが植えられた庭園。これは「ぶんたん」の木だ。


本丸の石垣や松の廊下跡など歴史の舞台となったところが随所にあるので改めて調べてみたり、音声ガイドなどを利用して散策すると、なお一層面白そうだ。
11月14日に行なわれた大嘗祭では新天皇が国家・国民のために夜明けまで祈ったとされる場所もここ東御苑で、その際に使われた建物もまだ残っており、取り壊しの準備中だった。
ここ東御苑、都内にあって、この環境、散策にお勧めです。
帰りは東京駅に向かって歩く。ここ丸の内ではクリスマスに向けたライトアップイベントの準備中だった。中国人新婚カップルがそこらじゅうでウエディング用の写真を撮っている。

夕食は久しぶりに新丸ビルのレストランで。左手のビルが昔の職場。東京駅を眺めながら、このテラスでみんなと夏の夜にワイワイと食事をした時のことを懐かしく思い出す。
