茅野市神長官守矢資料館 神戸・福井・長野の旅から - 2022.04.28 Thu
旅は4日目、福井から長野へと向かう。
長野に向かう際に福井の勝山から、高山に抜け、そこから安房峠を越えて、平湯経由で松本に抜けた。このルートは真冬には通れないが、幸い今回は天気も良く、順調に通過できた。しかし、帰宅後のニュースで知ったが、釜トンネルから上高地に向かう道路でがけ崩れがあり、数百名が上高地で足止めとなったらしい。我々の通ったルートから近かっただけに、なんとか無事に通過できて良かった。長野ではハーベストクラブ蓼科リゾートのコテージに宿泊した。こゆきはこのホテル、もうすでに2度目だ。
神長官守矢資料館
旅の最後、5日目は帰宅前に茅野市の神長官守矢資料館に寄ることにした。ここは建築家藤森照信の作品として知っていたが、実際に見るのは初めてだ。
目立たない狭い駐車場に車を止め、民家の入り口かと思うような門をくぐって資料館に入る。諏訪大社上社の神長官を明治時代まで勤めていた守矢家の資料を収めた展示館であるが、建築がユニークである。

案内パンフによると展示館の外観に4本の柱があるが、スケッチを描いていて偶然鉛筆がはみ出したので、軒を貫いて上に伸ばしたとのこと。館内を入ると鹿の剥製が展示されており、さらに壁には鹿と猪の剥製が沢山。これは御頭祭という神事を表した展示のようだが、その他串刺しの兎の剥製など、神事に関連するとは言え、全体的にちょっと気味が悪い。


鉄筋の建築なのに、外観も内部もまるで古い民家のようだ。

そして最も面白い建築が、裏の畑の中に建っている。
まずはツリーハウスのような「高過庵(たかすぎあん)」。世界で最も危険な建物トップ10に選ばれたそうで、ジブリの世界のような楽しさもある。

中に入れないのが残念だ。

そしてもう一つは「低過庵(ひくすぎあん)」である。二つとも茶室という事になっている。


ほんとに個性的な建築で、建築家が楽しんで作っている感じ。
以上で今回の4泊5日の旅は終了。
自宅を出発してから帰ってくるまで合計1424kmを走破した。一回の旅では新記録かな。


大変お疲れ様でした。
長野に向かう際に福井の勝山から、高山に抜け、そこから安房峠を越えて、平湯経由で松本に抜けた。このルートは真冬には通れないが、幸い今回は天気も良く、順調に通過できた。しかし、帰宅後のニュースで知ったが、釜トンネルから上高地に向かう道路でがけ崩れがあり、数百名が上高地で足止めとなったらしい。我々の通ったルートから近かっただけに、なんとか無事に通過できて良かった。長野ではハーベストクラブ蓼科リゾートのコテージに宿泊した。こゆきはこのホテル、もうすでに2度目だ。
神長官守矢資料館
旅の最後、5日目は帰宅前に茅野市の神長官守矢資料館に寄ることにした。ここは建築家藤森照信の作品として知っていたが、実際に見るのは初めてだ。
目立たない狭い駐車場に車を止め、民家の入り口かと思うような門をくぐって資料館に入る。諏訪大社上社の神長官を明治時代まで勤めていた守矢家の資料を収めた展示館であるが、建築がユニークである。

案内パンフによると展示館の外観に4本の柱があるが、スケッチを描いていて偶然鉛筆がはみ出したので、軒を貫いて上に伸ばしたとのこと。館内を入ると鹿の剥製が展示されており、さらに壁には鹿と猪の剥製が沢山。これは御頭祭という神事を表した展示のようだが、その他串刺しの兎の剥製など、神事に関連するとは言え、全体的にちょっと気味が悪い。


鉄筋の建築なのに、外観も内部もまるで古い民家のようだ。

そして最も面白い建築が、裏の畑の中に建っている。
まずはツリーハウスのような「高過庵(たかすぎあん)」。世界で最も危険な建物トップ10に選ばれたそうで、ジブリの世界のような楽しさもある。

中に入れないのが残念だ。

そしてもう一つは「低過庵(ひくすぎあん)」である。二つとも茶室という事になっている。


ほんとに個性的な建築で、建築家が楽しんで作っている感じ。
以上で今回の4泊5日の旅は終了。
自宅を出発してから帰ってくるまで合計1424kmを走破した。一回の旅では新記録かな。


大変お疲れ様でした。
福井県巡り 神戸・福井・長野の旅から - 2022.04.27 Wed
気比神宮
旅の3日目は神戸から福井に向かう。
名神高速の米原から北陸自動車道に入って初めて訪れる敦賀の街へ。
街の中に入ると車も人も少なく、とても静かで、走りやすい。
まずは有名な気比神宮に参拝して、旅の安全を願う。

こゆきは初めての長旅にも関わらず、大人しく良い子にしている。相変わらず散歩は苦手なので、カートに乗せて一緒に観光する。

我々の旅は平日中心なのでいつも人が少ない。それにしても静かな良い雰囲気の神社。御朱印もいただく。


気比の松原
そして次に向かったのは「気比の松原」。
想像以上に松林は広大で、森の中の道路を抜けて、海岸へ出る。相変わらず人が居ない。

そこには日本海の海が。静かで、とてもきれいだ。太平洋とは全然違う雰囲気がする。

この水の透き通った感じ。砂浜と水面との境が判らないほど、透明で澄んでいる。そして敦賀湾に囲まれているせいか、波が全くない。

今日の宿泊地は勝山だが、ホテル到着までにどこに行くか、丸岡城とか東尋坊とか色々あるが、全部いけないので次回に回し、大野城を見てみようと行ってみたが、山頂の上にある城で、こゆきを連れて登るのに手間取りそうなため、今回は見送り。色々と観光するにも条件がある。大野の街は城下町のように整っており、今度機会があったらまた再訪してみたい。
という事で勝山に向かいホテルに到着。東急ハーベストホテル、スキージャム勝山だ。
夕食のバイキングなかなか良かった。お風呂も広くて満足。スキー場としてもすごく良さそうだが、我家からはあまりにも遠い。
越前大仏の清大寺
昨日は寝ている間に大雨が降り、幸いなことに今朝は天気が回復に向かっている。今日は長野に向かうが、その前に寄ってみようと思ったのが、清大寺。
この付近を昨日走行中に、妙に立派なお寺らしき建物が目に入り、気になっていた。五重の塔も見えるし、あれは何だろうと思っていた。

このお寺は大実業家が故郷に建設した臨済宗のお寺で、昭和62年落成という新しいものだ。
このお寺の見どころは「広大な敷地」「奈良の大仏よりおおきな大仏と大仏殿」「日本一の高さを誇る五重塔」などである。


まず、大仏殿の大きさに圧倒される。このお寺全体は中国の様式に忠実で、どことなく日本のお寺というよりは中国のお寺の雰囲気が強い。
大仏殿の大空間、そしていよいよ越前大仏。確かに巨大だ。奈良の大仏より2m高い。

そして大仏殿両側の壁には天井まで続く沢山の仏像が置かれている。その圧倒的なスケールに驚かされる。下の写真のカミさんの大きさとの比較で良く判る。

まあとにかく、何処を見ても写真を撮るのに困らないほど、見どころが沢山。

いよいよ日本一の高さの五重塔へ、エレベーターで楽に登れる。

最上階でエレベーターを降りて、外の景色を見る。裏山の新緑が素晴らしい。

勝山の街を一望する。

とにかく圧倒的なスケールのお寺だが、WEBで色々調べてみるとある事実が。
このお寺の建造者は相互タクシーの創業者である多田清さんという人。380億円を掛けて建設したお寺だが、まったく来訪者が無く、門前町を模したお土産店も殆どシャッターが下りている。その後勝山市への納税も困難になり、現在は土地、建物は勝山市が管理しているとのこと。何か不思議な場所だが、実際に現場で見てみると見どころ満載で楽しかった。もう少し人が来てくれると良いのにね。
以上、福井の旅でした。 次は長野に移動。
旅の3日目は神戸から福井に向かう。
名神高速の米原から北陸自動車道に入って初めて訪れる敦賀の街へ。
街の中に入ると車も人も少なく、とても静かで、走りやすい。
まずは有名な気比神宮に参拝して、旅の安全を願う。

こゆきは初めての長旅にも関わらず、大人しく良い子にしている。相変わらず散歩は苦手なので、カートに乗せて一緒に観光する。

我々の旅は平日中心なのでいつも人が少ない。それにしても静かな良い雰囲気の神社。御朱印もいただく。


気比の松原
そして次に向かったのは「気比の松原」。
想像以上に松林は広大で、森の中の道路を抜けて、海岸へ出る。相変わらず人が居ない。

そこには日本海の海が。静かで、とてもきれいだ。太平洋とは全然違う雰囲気がする。

この水の透き通った感じ。砂浜と水面との境が判らないほど、透明で澄んでいる。そして敦賀湾に囲まれているせいか、波が全くない。

今日の宿泊地は勝山だが、ホテル到着までにどこに行くか、丸岡城とか東尋坊とか色々あるが、全部いけないので次回に回し、大野城を見てみようと行ってみたが、山頂の上にある城で、こゆきを連れて登るのに手間取りそうなため、今回は見送り。色々と観光するにも条件がある。大野の街は城下町のように整っており、今度機会があったらまた再訪してみたい。
という事で勝山に向かいホテルに到着。東急ハーベストホテル、スキージャム勝山だ。
夕食のバイキングなかなか良かった。お風呂も広くて満足。スキー場としてもすごく良さそうだが、我家からはあまりにも遠い。
越前大仏の清大寺
昨日は寝ている間に大雨が降り、幸いなことに今朝は天気が回復に向かっている。今日は長野に向かうが、その前に寄ってみようと思ったのが、清大寺。
この付近を昨日走行中に、妙に立派なお寺らしき建物が目に入り、気になっていた。五重の塔も見えるし、あれは何だろうと思っていた。

このお寺は大実業家が故郷に建設した臨済宗のお寺で、昭和62年落成という新しいものだ。
このお寺の見どころは「広大な敷地」「奈良の大仏よりおおきな大仏と大仏殿」「日本一の高さを誇る五重塔」などである。


まず、大仏殿の大きさに圧倒される。このお寺全体は中国の様式に忠実で、どことなく日本のお寺というよりは中国のお寺の雰囲気が強い。
大仏殿の大空間、そしていよいよ越前大仏。確かに巨大だ。奈良の大仏より2m高い。

そして大仏殿両側の壁には天井まで続く沢山の仏像が置かれている。その圧倒的なスケールに驚かされる。下の写真のカミさんの大きさとの比較で良く判る。

まあとにかく、何処を見ても写真を撮るのに困らないほど、見どころが沢山。

いよいよ日本一の高さの五重塔へ、エレベーターで楽に登れる。

最上階でエレベーターを降りて、外の景色を見る。裏山の新緑が素晴らしい。

勝山の街を一望する。

とにかく圧倒的なスケールのお寺だが、WEBで色々調べてみるとある事実が。
このお寺の建造者は相互タクシーの創業者である多田清さんという人。380億円を掛けて建設したお寺だが、まったく来訪者が無く、門前町を模したお土産店も殆どシャッターが下りている。その後勝山市への納税も困難になり、現在は土地、建物は勝山市が管理しているとのこと。何か不思議な場所だが、実際に現場で見てみると見どころ満載で楽しかった。もう少し人が来てくれると良いのにね。
以上、福井の旅でした。 次は長野に移動。
五色塚古墳 神戸・福井・長野の旅から - 2022.04.25 Mon
5月の連休の混雑を避けて、4月の下旬に神戸から福井、長野を巡る4泊5日の家族旅行に出かけた。初日は一気に500km以上のロングドライブで有馬温泉に到着した。
翌日は兄夫婦と昼食をとり、その後、母の入居する施設を訪問したが、面会時間はわずか15分に限られている。
折角やって来た神戸で、まだ一度も来たことのない場所に行ってみたいと思い、五色塚古墳というものを見つけた。

五色塚古墳は神戸市垂水区の淡路島を望む静かな住宅地にあり、駐車場に着くと、突然巨大な姿を見せてくれる。

4世紀後半に建造されたと思われるこの前方後円墳は、一体誰のためのものか謎に包まれており、ミステリアスな古墳としてテレビでも取り上げられたらしい。

古墳全体に敷き詰められた葺石(ふきいし)は、対岸の淡路島から船で運ばれたものらしい。

後円部分の頂上からの景色は見晴らしがよく、とても気持ちが良い。
特に海側には淡路島、明石海峡に架かる明石大橋とダイナミックな景色が拡がる。

旅の前半から素晴らしいものを見ることが出来た。明日からまた旅は続く。
翌日は兄夫婦と昼食をとり、その後、母の入居する施設を訪問したが、面会時間はわずか15分に限られている。
折角やって来た神戸で、まだ一度も来たことのない場所に行ってみたいと思い、五色塚古墳というものを見つけた。

五色塚古墳は神戸市垂水区の淡路島を望む静かな住宅地にあり、駐車場に着くと、突然巨大な姿を見せてくれる。

4世紀後半に建造されたと思われるこの前方後円墳は、一体誰のためのものか謎に包まれており、ミステリアスな古墳としてテレビでも取り上げられたらしい。

古墳全体に敷き詰められた葺石(ふきいし)は、対岸の淡路島から船で運ばれたものらしい。

後円部分の頂上からの景色は見晴らしがよく、とても気持ちが良い。
特に海側には淡路島、明石海峡に架かる明石大橋とダイナミックな景色が拡がる。

旅の前半から素晴らしいものを見ることが出来た。明日からまた旅は続く。