文人の別荘 - 2017.05.13 Sat

最近は出かければ雨、家にいると晴天が続いてしまい残念だったが、今回は久しぶりに好天に恵まれた旅だ。新緑の軽井沢で、改めて軽井沢らしい文人の古い別荘を訪れてみた。
まずは旧軽井沢で有名な「室生犀星の旧居」だ。

つるや旅館の近くにあるこの別荘は手入れも良く、この日も管理者が庭の手入れを丹念に行っていた。この場所を舞台に夏の軽井沢では多くの詩人や作家たちとの交流が行われていたという。質素な建築やこじんまりとした庭の落ち着いた雰囲気がとても良い。

次は堀辰雄の別荘。堀辰雄が軽井沢で滞在した別荘は4軒あるそうだが、これは自身が唯一購入した「軽井沢1412」で、現在は軽井沢高原文庫敷地内に移築されている。

1941年にアメリカ人が使用していたもので落葉松を主材にした切妻屋根の造りである。「よく燃える暖炉があり、炭で焚く風呂があった」と案内板の解説に書かれている。今見るとぼろ屋の感じで夏だけでなく、冬もここで生活したとなると相当我慢強くないといけない。

3番目は軽井沢タリアセン内にある「睡鳩荘」だ。

軽井沢別荘建築史の中でも最上質のもので、昭和6年(1931)にアメリカ人ヴォーリズの設計により建てられた歴史的価値ある建造物である。とのことだが、1階のリビングは豪華すぎてあまり自分の趣味ではない。

しかし古い別荘を見ながら当時の暮らしを想像してみるのもなかなか楽しいものだ。


一方、軽井沢の自然を満喫するウォーキングでは千ヶ滝の滝を見に行ってきた。

これはさくらも大喜びで、清流の中に入ってとても気持ちよさそうだった。とにかく良く歩き、汗をかき、清々しい風に吹かれて久しぶりに気持ちの良い時間を過ごした。


5月の連休も終わった、少し人気の少ない、そして爽やかな気温の軽井沢で5月の花や新緑を存分に楽しめました。もちろん美味しい食事も。







さて、明日から3日間神戸だ。何かと忙しい。
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