房総半島一周灯台巡りの旅 第1話 - 2022.03.12 Sat

東京湾フェリーで金谷へ
こんな時期にソロキャンプの旅というのもちょっと気が引けるが、年初からどこも出かけずに我慢しし続けて来たので、実行に移すことにした。ウクライナのことも気になるが、個人で支援出来ることは僅かな寄付ぐらいだ。ネット経由で寄付を済ませて旅のスタンバイ。
今回の旅、まずどこから千葉県に入るかだが、アクアラインとか便利だけど味気ないコースではなく、三浦半島は久里浜の港から東京湾フェリーに乗って金谷に入る古典的なコースを選んだ。朝6時に自宅を出発してちょうど2時間ほどで久里浜のフェリーターミナルに到着。案内係りのおじさんに「あと3分で出航だから急いでください。」と言われ、慌ててチケットを買って乗り込んだ。

滑り込みセーフという事で一番後ろに車を止めて、上の階のデッキに向かう。今日は日曜日だけど予想通りフェリーは空いていて快適だ。

1853年、ペリーはこの浦賀に4隻の軍艦を率いてやって来た。今その同じ景色をここから見ているわけだ。
久し振りの船旅、短い距離だけど海は本当に気持ちが良い。

白い漁船が沖の方で漁をしているようだ。

今日は風が冷たいが、気持ちが良い。

ほんとにアクアラインよりも東京湾フェリーお薦めです。デッキも広くて景色もいいし。きっと子供たちも喜ぶでしょう。

およそ40分で千葉県の金谷港に到着。さて、ここが房総半島一周旅行のスタート地点だ。
迫力満点鋸山観光
事前に調べておいた通り、ここからまずは鋸山観光だ。
鋸山登山自動車道を通って一気に山に登る。そこからの景色は素晴らしい。東京湾を見下ろし、遠く館山方面を見渡せる。

まずはお決まりの観光コース、両側にそびえ立つ石壁、石切り場の巨大な壁に掘られた「百尺観音」。


そして何とも恐ろしい「地獄覗き」と言われる突き出した岩場。

折角来たので、一応先端近くまで行って覗いてみたが、ほんとはこういうの苦手だ。
これまた垂直の壁。迫力がある。足がすくむ。

最後に、日本寺の大仏。鎌倉や奈良の大仏よりも大きい、日本一の大仏様である。

とにかく、旅の始まりから見どころ満載の鋸山だった。関東近辺では遠足などにもってこいの人気コースだろうと思う。
洲崎灯台
最初からかなり充実した旅を、さらに続ける。まずは今回の灯台巡りの第一弾は「洲崎(すのさき)灯台」だ。この灯台は房総半島の最西端の灯台として大正8年に設置されたものだ。対岸の三浦半島にある剣埼灯台と共に、東京湾に出入りする船舶の目印として重要な役割を果たしている。と説明板に書かれていた。

周りに誰もいない静かな場所だった。一応コロナ対策で、近くまで行けないことになっていたが、ほんの一瞬だけ灯台に近づいて、菜の花を入れて撮影したのがこれ。気持ちの良い青い空、白い灯台、黄色い菜の花。ここに来てみて良かったと感じる。

気温はちょっと低いが快適なドライブを続ける。途中「道の駅白浜野島崎に寄ったとき、隣は一面の菜の花畑。花の香りが一杯で、蜂も飛び交い、春爛漫の景色だった。

野島埼灯台
そして次に向かったのが房総半島最南端の地にある「野島埼灯台」だ。日本の洋式灯台としては観音埼灯台に次いで古い明治2年点灯のものだ。大正12年の関東大震災にて倒壊し、大正14年に改築されたそうだ。

この灯台は何といっても日本に16基しかない貴重な「登れる灯台」だ。八角形のシルエットが美しい。

灯台横の資料館にはフレネル式レンズの実物展示、関東大震災での倒壊と再建の記録、などが展示されている。

ここからの太平洋を望む景色は素晴らしく、周辺は大変整備された遊歩道のある魅力的な海浜公園となっている。

観光スポットとして人気の「朝日と夕日の見える岬」のベンチもここにある。

ここでちょうどお昼になったので食堂に入り、灯台を眺めながら新鮮なお刺身定食を頂くことにした。

丁度良いのでここで一旦ブレイク。
まだまだ灯台巡りは続く。
続きは第2話で。
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