入間基地滑走路を歩く - 2022.06.04 Sat

6月4日に航空自衛隊入間基地のイベント「Runway Walk」に参加した。友人の有難いお誘いで、普段は入れない入間基地の、しかも滑走を歩くという非日常的体験をした。
朝8時に基地の正門に集合して、検温、手の消毒を済ませ、準備されたバスに乗り、基地内に入る。梅雨も間近で昨日も雨だったが、今日はめったにない快晴で、風も涼しく絶好のコンディション。
基地内には既に入間基地が保有している航空機が整然と並べられている。
今日は埼玉県警のヘリと白バイ隊員が特別参加のようだ。

まずは展示されている航空機を撮影!ワクワクする。
最初に航空救難団入間ヘリコプター空輸隊の大型ヘリ、CH-47J「チヌーク」だ。機内には約8.5tの物資、あるいは人員ならば乗員5人のほかに48人を載せることが可能だそうだ。この入間基地近くに住む私としてはこの機体の発する爆音に困るのだが、今日はそんなことは言わない。


続いて、運用開始から40年以上経過している現行の輸送機C-1の後継機C-2だ。
C-2は巨体な「青いクジラ」と呼ばれている。約20トンの荷物を積んで、航続距離は7600キロだそうだ。
このC-2はウクライナへの人道支援物資の輸送活動を行っており、先日はここ入間基地からポーランドまで飛んで行った。


続いてC-1。C-2に比べてコンパクトに見えてしまうが、実は巨大。

そして入間基地ではおなじみの練習機T-4だ。入間基地には戦闘機は配備されていないが、隊員の操縦技術維持訓練のため、T-4が配備されている。


続いて北朝鮮のテポドンなどの脅威に対応すると思われる地対空ミサイル・パトリオット(PAC3) だ。使わないで済めば良いが。

そして「ライトアーマー」と呼ばれている軽装甲機動車。このまま基地を出て、一般道を走っているところを見かけたが、異様な迫力があった。

また航空機の展示以外にも警備犬の演技も公開された。昨年新たに3頭(ジュリアス号、アネラ号、クロ号)が入隊したそうだ。我家のワンちゃんと違って、動きがとてもキビキビ、みんな賢い。

また隊員たちで結成された入間修武太鼓の迫力満点の演技。

さていよいよRunway Walkの開始だ。これから2km(往復で4km)という長い滑走路をみんなで歩く。
隊員の「行ってらっしゃい」の応援があり、消防車の放水でスタートである。なんか、盛り上がって来た。



いよいよ滑走路の最北端に入って、みんな歩いていく。本当に広い。

このあたり、着陸時のタイヤの跡が凄くて、路面がタイヤのゴムで黒い。

それにしても2kmは長い。途中で飽きてくるが、あともう少し。

滑走路の南端に近づいたので、コースを外れて、元に戻っていく。管制塔近くにやって来たが、ここでもまた展示航空機を間近で見ることが出来る。

おおー、これは現役を引退したYS-11だ。

飛行点検隊が使用している機体U-125。 飛行点検隊は、入間基地に所在し、陸、海、空自衛隊の43基地にある164航空保安施設の飛行点検を実施しているそうだ。

そんなことで、午後1時まで、たっぷりと基地内の施設や機体を見学することが出来た。今日一日で歩いた距離は10.7km。歩数にして15,662歩となった。

基地内には色々なグッズも販売されており、お土産も頂いて、大変満足の一日だった。
最後に疲れた体を休めるために基地の近くのニックス・レストランに寄って、人気のJhonsonバーガーと生ビールをしっかり味わって帰宅した。
今夜はぐっすり眠れそうだ。
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