山口県へ往復2000kmの旅 第4話 - 2022.11.26 Sat
回天記念館へ
昨日に続き、今日も好天に恵まれた。
今日は昨日の同窓会メンバーとともに周南市の回天記念館を訪ねる。笠戸島のホテルから車で30分ほど走り、徳山港に到着。ここで車を置き、フェリーの切符を購入。

徳山港から大津島巡行船に乗船。結構スピード感のある船で、瀬戸内の陽光を浴びて爽快に走る。島々の景色が素晴らしかった。

約20分の船旅で、大津島の馬島という港に到着。徒歩で丘の上にある「回天記念館」に向かう。
「回天」は太平洋戦争の末期、「天を回らし、戦局を逆転させる」という願いを込めた特攻の兵器である。
魚雷に大量の爆薬を搭載して敵艦に体当たりする人間魚雷が考案され、ここ大津島で20歳前後の若い隊員たちが訓練を重ね、出撃していった。

その「回天」は記念館入り口横に展示されている。「回天一型」と呼ばれるこの人間魚雷は全長14.75mと意外に長く、550馬力のエンジンを搭載して、技術的にも高度な設計がなされている。

館内にはビデオ映像による当時の隊員の証言、開発資料、搭乗員の遺品や遺書などが多数展示されている。
そして記念館を見終わった後、海岸にある訓練基地まで移動する。トンネルを抜けると訓練基地施設がある。当時はレールが敷かれ、トンネルの中を通って回天をトロッコに乗せて発射基地まで運んだ。


当時はこのあたりから回天に乗って訓練のために周囲の島をめぐって、様々な訓練を行っていた。また、潜水艦がここに停泊し、そこに回天を搭載して敵艦をめざして出航して行ったのだろう。
悲しいのは無念にもこの訓練の事故で亡くなった方もいるということだ。機会があればその遺書全文をいつか読まれることをお勧めする。事故にあってあまりにも冷静で後のことも配慮した内容。

このような施設は当時の状況や戦争を語る遺産として貴重であるということから土木学会推奨の土木遺産に認定されているそうだ。

この部分は魚雷の発射試験として使われていたようだ。海の色が美しい。

この猫は記念館に向かう道から、ここ訓練基地まで、ずっとかわいい声で鳴きながら我々に付いてきた。もしかしたら案内してくれているのか。

呉の大和ミュージアムや回天記念館、今回の旅は自分の中でどこか当時の人々の犠牲に対して追悼したい気持ちもあって、どうしても来てみたかった場所だ。今の平和な世の中は過去の尊い犠牲の上にあるとよく言われるが、こうした場所を訪れて、改めてそうしたことを実感することも大切だ。
見学が終了して、この島でたった一軒営業している「島食堂ひなた」を発見。写真の「ぶっかけ島うどん」をいただく。のんびりとした時間が流れる素敵な食堂だった。

いつのまにかあの猫ちゃんがいなくなっている。
本日午前中からの行程は以下の通り、笠戸島→徳山港→大津島→徳山港

午後からは皆さんとここでお別れ、また機会を作ってみなさんと再会したい!
今回は山口県内で、笠戸島、そして大津島でドローンの空撮をしたいと思って、事前に飛行計画の登録と関係機関に許可を取っていたが、結局時間が無くて飛ばせなかった。旅の後になって撮っておけばよかったと思うが、これはまたの機会の楽しみに。
さて次の目的地は娘婿のご両親が経営する三原のお店までご挨拶に。そして尾道を経由して福山まで行った。徳山から約200kmの行程だ。初めて訪れる福山の街では温泉付きのビジネスホテルに宿泊。
夕食に入ったお好み焼き屋では客は私一人。旅行好きのおかみさんと話が弾んで、結構楽しい夕食になった。

以上で旅の4日目は終了。
昨日に続き、今日も好天に恵まれた。
今日は昨日の同窓会メンバーとともに周南市の回天記念館を訪ねる。笠戸島のホテルから車で30分ほど走り、徳山港に到着。ここで車を置き、フェリーの切符を購入。

徳山港から大津島巡行船に乗船。結構スピード感のある船で、瀬戸内の陽光を浴びて爽快に走る。島々の景色が素晴らしかった。

約20分の船旅で、大津島の馬島という港に到着。徒歩で丘の上にある「回天記念館」に向かう。
「回天」は太平洋戦争の末期、「天を回らし、戦局を逆転させる」という願いを込めた特攻の兵器である。
魚雷に大量の爆薬を搭載して敵艦に体当たりする人間魚雷が考案され、ここ大津島で20歳前後の若い隊員たちが訓練を重ね、出撃していった。

その「回天」は記念館入り口横に展示されている。「回天一型」と呼ばれるこの人間魚雷は全長14.75mと意外に長く、550馬力のエンジンを搭載して、技術的にも高度な設計がなされている。

館内にはビデオ映像による当時の隊員の証言、開発資料、搭乗員の遺品や遺書などが多数展示されている。
そして記念館を見終わった後、海岸にある訓練基地まで移動する。トンネルを抜けると訓練基地施設がある。当時はレールが敷かれ、トンネルの中を通って回天をトロッコに乗せて発射基地まで運んだ。


当時はこのあたりから回天に乗って訓練のために周囲の島をめぐって、様々な訓練を行っていた。また、潜水艦がここに停泊し、そこに回天を搭載して敵艦をめざして出航して行ったのだろう。
悲しいのは無念にもこの訓練の事故で亡くなった方もいるということだ。機会があればその遺書全文をいつか読まれることをお勧めする。事故にあってあまりにも冷静で後のことも配慮した内容。

このような施設は当時の状況や戦争を語る遺産として貴重であるということから土木学会推奨の土木遺産に認定されているそうだ。

この部分は魚雷の発射試験として使われていたようだ。海の色が美しい。

この猫は記念館に向かう道から、ここ訓練基地まで、ずっとかわいい声で鳴きながら我々に付いてきた。もしかしたら案内してくれているのか。

呉の大和ミュージアムや回天記念館、今回の旅は自分の中でどこか当時の人々の犠牲に対して追悼したい気持ちもあって、どうしても来てみたかった場所だ。今の平和な世の中は過去の尊い犠牲の上にあるとよく言われるが、こうした場所を訪れて、改めてそうしたことを実感することも大切だ。
見学が終了して、この島でたった一軒営業している「島食堂ひなた」を発見。写真の「ぶっかけ島うどん」をいただく。のんびりとした時間が流れる素敵な食堂だった。

いつのまにかあの猫ちゃんがいなくなっている。
本日午前中からの行程は以下の通り、笠戸島→徳山港→大津島→徳山港

午後からは皆さんとここでお別れ、また機会を作ってみなさんと再会したい!
今回は山口県内で、笠戸島、そして大津島でドローンの空撮をしたいと思って、事前に飛行計画の登録と関係機関に許可を取っていたが、結局時間が無くて飛ばせなかった。旅の後になって撮っておけばよかったと思うが、これはまたの機会の楽しみに。
さて次の目的地は娘婿のご両親が経営する三原のお店までご挨拶に。そして尾道を経由して福山まで行った。徳山から約200kmの行程だ。初めて訪れる福山の街では温泉付きのビジネスホテルに宿泊。
夕食に入ったお好み焼き屋では客は私一人。旅行好きのおかみさんと話が弾んで、結構楽しい夕食になった。

以上で旅の4日目は終了。
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