九州1周1人旅 第1日 - 2023.02.26 Sun

私の個人的プロジェクト、“N-VANで日本全国を巡る旅”の一環で、今回は九州一周の旅だ。
九州のような遠方となると、九州に着くまでに1~2泊ぐらいが必要で、どうしても全日程が長くなってしまう。色々と事前にコースを吟味した結果、鹿児島はあきらめて福岡→長崎→熊本→宮崎→大分と回る全9泊10日の計画を立てた。まずは自宅から神戸まで行き、そこからフェリーを利用して新門司港から九州に入り、各地を巡って、またフェリーで神戸に戻るという少々変化に富んだプランだ。しかし全10日間にも渡る軽自動車による一人旅は、今までに経験もなく、70歳を超えた自分としてはちょっとしたチャレンジだ。
思えば高校時代に友人と125CCのバイク二人乗りで神戸から九州に行ってきたが、今回はそれ以来の久しぶりのチャレンジによる九州だ。
2月26日(日)自宅から浜名湖へ
さて、N-VANに荷物を一杯積み込んで快晴の日曜日にいよいよ出発。東名、新東名を通って関西方面に向かう。このコースはもう何度も走っていて、お馴染みになってしまった。今回も富士山が綺麗に見える。

一泊目は浜名湖に泊まるが、せっかくなのでこの地域で有名な「龍澤寺(りょうたんじ)」を訪ねる。龍澤寺は徳川幕府を支えた井伊家の菩提寺で、大河ドラマで知られる井伊直虎ゆかりの寺である。緑深い境内には数々の建築や文化財、そして国指定の名庭園が見どころである。
まずは立派な山門をくぐり、境内へ入る。

ちょうどこの時期は庭の梅が満開である。

龍潭寺の本堂は江戸時代前期のもの。廊下は鴬張りになっており、静かに歩けば歩くほど、見事に床が鳴る。

この廊下の突き当たりには、日光東照宮のねむり猫の作者としても有名な左甚五郎が彫った「竜の彫刻」がある。

そして龍潭寺のハイライトは小堀遠州の池泉鑑賞式庭園である。寺伝によると1630年頃の築庭といわれている。


この庭園は多分初夏に訪れると緑が濃く、もっと美しいのだろうなと感じた。浜松には近くに「実相寺」という枯山水の名庭園もあり、京都にわざわざ行かなくても充分見事な庭が鑑賞できるということだ。
龍潭寺、なかなか良いお寺です。来てよかった。


ということで目的地の浜名湖に到着して、第1日目は終了。

旅は始まったばかり。まだまだ九州までの道のりは遠い。
● COMMENT ●
トラックバック
https://smallhouse2011.jp/tb.php/284-25ebe56f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)