九州1周1人旅 第3日 - 2023.02.28 Tue

2月28日(火) 太宰府天満宮へ
フェリーは予定通り朝の7時に新門司港に到着した。今日も快晴の様子できれいに日が昇る。

阪九フェリーの大阪行きの「ひびき」が停泊している。

九州上陸後の最初の目的地は太宰府。北九州の都会地は寄らず、一気に高速を使って「太宰府天満宮」へ。

さだまさしのファンでもないが、名曲「飛梅」は太宰府天満宮のガイドになるような歌。その歌詞にある通り、
心字池にかかる三つの赤い橋、天神様の細道、裏庭を抜けたお石の茶屋、焼きたての梅が枝餅、お御籤、飛梅と見て回る。
ちなみにお御籤は中吉。旅行については「障りなし、盗難に注意せよ」と道真公のアドバイス。

菅原道真は学問の神様と言われるだけに、また太宰府天満宮が全国天満宮の総本社とも仰がれているだけに、この受験シーズン、合格を祈願する学生さんと思われる若い人たちが多い。

そして目についたのは韓国人と思われる観光客の多いこと。九州は確かに韓国に近いということが良く理解できる。

そして有名な飛梅。一説によると梅と松が飛んだが、松は途中で力尽き、神戸の須磨に根を下ろしたため、須磨区に飛松という地名が出来たとか。また須磨区の板宿は大宰府に左遷される菅原道真のために、里人が板囲いの宿を建ててもてなしたので、板宿の地名がついたといわれている。神戸人にはなじみの街だ。



長崎は大浦天主堂、グラバー園、平和公園
参拝を終えてもまだ午前中、さあこれから長崎だ。再び高速に乗って長崎に向かう。道も空いてて快調に走る。高速を降りで直ぐに長崎市内に入る。まずは大浦天主堂の駐車場に車を入れる。
長崎のシンボル、国宝大浦天主堂。


建物内部は撮影が許されていない。天主堂隣には旧神学校や大司教館の建物があり、現在は博物館として様々な展示物があり、信仰の自由を獲得するための様々な苦難の歴史が示されている。


大浦天主堂のすぐ近くにはグラバー園がある。
長崎には神戸と同じく外国人居留地があり、このグラバー園も長崎港を見下ろす丘陵地に複数の洋風建築が立ち並ぶ。神戸の北野町の洋館よりも、ずっと綺麗に保存されているように思う。また長崎港を見下ろすこの立体的な地形、入り組んだ海などロケーションが素晴らしい。
この建物は旧三菱第2ドックハウス



そして最も気に入ったのは旧ウォーカー氏の住宅で、4部屋しかない小さな住宅だが、その部屋もそしてベランダもとても心地よさそうに見えた。


丘陵地に点在する建物を散策していたら、この快晴の中、汗をかくほどだった。
初めての長崎ではどうしても見ておきたい場所がもう一つあり、移動する。
車を広い地下駐車場に入れて、地上にある「平和公園」にやってきた。

この原爆投下中心地にある平和記念像と各モニュメント、そして原爆資料館をどうしても訪ねてみたかった。
このモニュメントが爆心地で上空500mで原爆が炸裂した。

原爆資料館では修学旅行の学生さんたちに交じって展示を見学。
この原爆は北九州に落とす予定が視界不良で、晴れていた長崎になった。原爆の被害は、たまたま広島や長崎だったが、当時の状況からすると東京湾、横浜、神戸など何処に落とされても不思議ではなかったと思うと、被災地の運命の恐ろしさを感じる。

平和記念像が快晴の空にまぶしい。

重い気持ちになって、長崎のスケジュールは終了した。
今日は懐かしい会社時代の友人宅にお世話になるため、諫早市に向かった。
途中干拓の為の水門の開閉問題で有名な諫早湾を眺めながら、景色の良いのどかな道を通って友人宅に到着した。
今回の旅で、長崎の友人と飲もうと思って連絡を取ったが、ぜひ泊ってほしいとの言葉に甘えて、お世話になることにした。
大歓迎を受けて、お酒とご馳走を頂き、夜遅くまで昔話に花が咲いた。

長崎名物皿うどんもたっぷりと。

友人宅にはこんなオシャレな居酒屋のような空間がある。写真を掲載させていただく。歓待して頂いてどうもありがとう。

本日のルートは以下の通り。

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