九州1周1人旅 第4日 - 2023.03.01 Wed

3月1日(水) 雲仙から天草へ
友人宅ですっかりお世話になり、朝食を頂いてから出発だ。今日は雲仙から天草を巡る。
埼玉を出発してから3日間ずっと好天が続いたが、今日はあいにく曇り空だ。
諫早から山道に入り、ダイナミックに曲がりくねったドライブウエイを通り、雲仙にやってきた。

周辺には寂しいことに、誰もいない。雲仙地獄めぐりといっても何か所あるのか事前によく調べていなかったので判らない。
とにかくあたり一面硫黄のにおいと地面から噴き出す蒸気の煙がすごい。まさに地獄の様相だ。


このあたり、昨年の台風の被害などで、遊歩道の再整備が必要なようだ。
実は今日は天気さえよければ雲仙周辺でドローンによる空撮を予定していた。しかし目的の普賢岳や平成新山が雲に隠れていて、その姿を見せてくれない。せっかく事前に国交省の飛行許可、雲仙市観光局の許可を得ていたのに残念だ。
気を取り直して雲仙から南島原に向かう。島原には母方の親戚が居るのだが、スケジュール的に無理もあり、寄らずに旅を続ける。
やってきたのは口之津の港。ここからいよいよ熊本県の天草にフェリーで渡る。およそ30分の船旅だ。

島原鉄道のフェリーは特に予約も必要なく、およそ1時間に1本のダイヤで運行されている。今日は平日なので乗客も少ない。
実はこの口之津港は「イルカウォッチング」が有名らしく、船に乗ってイルカを近くで見ることが出来るらしい。WEBサイトで調べたが、せっかくだから見に行けばよかったと今後悔している。
写真は「南島原イルカウォッチング」WEBサイトより。

しかしこのフェリーに乗っている短い間に何度か水しぶきが上がるのを見て、カメラを向けてみると、ちょっと見えました。イルカさん。

上手く撮れなかったけど、何度か見れたので感激。船と一緒に泳いでいるので可愛いですね。
というわけで島原半島から対岸の鬼池港に到着。ここからは熊本県の天草市だ。この島を左回りに天草西海岸サンセットラインを通り、島の散策を続ける。
途中でお昼になったので、海の傍の食堂でレタスたっぷりの天草ちゃんぽんを食べる。

途中で天草の綺麗な海をドローンで空撮しようと思って、ここでも事前許可を取っていたが、海岸に出ると風が強く、またしても撮影を断念する。ドローンもいつでも撮れるわけでもなく、自然相手だから天候だけはどうにもならない。
引き続き海岸沿いを走って、大江教会にやって来た。このエリアは世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」となっている。坂道を登って丘の上にこの教会は建っている。キリスト教の長い弾圧の時代から明治の解禁へと苦難の時代を乗り越えて、素晴らしいロケーションに大江天主堂が築かれた。

ここにも誰一人として観光客が見当たらない、静かな場所だった。周辺のいかにも日本的なのどかな村の景色の中に、突然と西洋の教会があるといった感じだが、なかなかいい場所である。

そしてさらに南下すると静かな入り江の集落の中にもう一つ、津崎教会がある。

近くに車を止めると、町のボランティアの方が親切に案内してくれた。教会の傍は海。
ほんとうに波静かな入り江だ。

対岸から見た津崎教会。山には神社、海には教会という独特の雰囲気の集落である。

今日の行程は以上で終了。本来なら天草の道の駅で車中泊を予定していたが、併設の日帰り温泉が休業日のために風呂に入れない。急遽近くの天草温泉にある古いホテルを見つけて、今夜の宿とした。
今日の走行距離は186km。

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