九州1周1人旅 第7日 - 2023.03.04 Sat

3月4日(土) 阿蘇から湯布院へ
宮崎県高千穂から阿蘇へと向かう。旅は天気次第で気分が変わるが、今日はまずまずの薄曇りの天気だ。
阿蘇に入る手前で、白川水源という水の綺麗な場所があると調べたので、寄ってみることにした。

まあこんな感じで、特にどうということは無し。忍野八海のような場所を想像したが、少し期待外れだった。

水は綺麗だが周囲の景観は寂れた感じ。この場所には誰もいない。
ではということで、ここから見える、あの雄大な阿蘇山に向かってドライブを続ける。

阿蘇パノラマラインと呼ばれる道路をぐんぐんと登っていく。運転中の景色も良くて、時々止まっては景色を眺める。


そして到着したのは中岳近くにある駐車場あたり。噴煙を上げる中岳が見えるが、火口周囲1キロは立ち入り禁止だ。


そこでUターンして草千里ケ浜に向かう。
草千里の雄大な景色だが、季節的に枯草の色となっている。夏頃に来ると一面の緑で、もっと気持ちが良いんだろうなと想像する。実はここでもドローンを飛ばして空撮を考えたが、阿蘇山一帯は全面的にドローンの飛行禁止だ。なぜこんな広いところで禁止なのか。いったい何処なら飛ばせるのかと疑問に感じるが、国立公園なので仕方ないのか。

草千里ケ浜では火山や地形に関する様々な資料が展示されている。

ここの駐車場に車を止める時、係の人に「今日は野焼きが予定されてます」との案内があった。この季節恒例の行事のようだが、運よくこれから駐車場内で見学が可能とのこと。なので直ぐに出発せずに暫く見学することにした。

駐車場内は観光客以外に、続々と野焼きの関係者や消防、警察が集まってくる。

そしてボランティアを含めた野焼き関係の人たちの朝礼が始まった。「くれぐれも安全に、ケガの無いように注意しましょう」とか。

朝礼後、関係者は野焼き用の燃料を積んだ何台もの軽トラックに分乗し、広い草原に入っていった。そしてしばらくすると方々から煙が見え始める。空にはヘリが安全監視のために周回し始めた。

炎は結構駐車場近くにまで迫ってくる。


あたり一面に灰が飛んでくる。


そんなわけで、大変貴重な阿蘇の野焼きを間近で見学することが出来た。場合によっては野焼きのために、このあたりが一斉に通行禁止になることもあり、今日はラッキーだった。
その後、展望の良いとされる大観峰とかにも寄ってみたが、春のこの時期の霞と阿蘇周辺での野焼きのせいで、今一つすっきりとした景色が見れなかった。
次は阿蘇山周辺から北上して、今夜の宿泊地「湯布院」に向かう。
湯布院では名湯に入りたかったので、事前に調べておいた「夢想庵」というホテルの露天風呂に入った。残念ながら露天風呂の景色は撮影禁止のため、写真無し。

ホテルの駐車場からは湯布院岳が良く見える。ここ湯布院も周辺の野焼きのせいで、何となく煙っている。

お風呂に入ってさっぱりしたところで、由布院観光だ。駅前に駐車して少しの間散策する。
由布院駅は新しく、モダンな建物。水戸岡鋭治さんのデザインで有名なJR九州の車両。たぶんこの電車もグラフィックは水戸岡さん。

湯布院の街はかなり観光客も多く、特にアジアからの外国人観光客が目につく。町は何となく旧軽井沢銀座のような賑わい。


にぎやかな通りをかなり歩くと金鱗湖に到着するが、特に見るべきものもない。軽井沢の雲場池の方がずっと良いかな。
今夜は湯布院に宿泊だが、土曜日に一人だとホテルが一切予約できず、というかシングル料金の設定が無いため、確保できなかった。仕方が無いのでオートキャンプ場に泊まることにした。

このキャンプ場、施設も新しく、土曜日ともあり、多くの家族連れで賑わっていた。
ちゃんと温泉設備もあったので、嬉しい。

ということで今日の旅は終了。

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