都内にて - 2023.06.27 Tue

会社のOBからお誘い頂いた絵画の展示会にやって来た。国立新美術館は初めて訪れる。
乃木坂駅を降りるともう美術館直結の便利さだ。ラッキーなことに梅雨の合間の好天だ。しかし蒸し暑い。

知人の作品をしっかり鑑賞してから、館内をブラつく。この美術館はコレクションを持っていないのがちょっと残念だが、大小さまざまな規模の展示会が、広い施設内で行われている。レストラン、カフェも結構充実している。

この美術館は建築家・黒川紀章の設計。ユニークなガラスのファサード、エントランスロビーの明るい空間は素晴らしい。


美術館を出て、しばらく散歩するとすぐ近くには東京ミッドタウン。そにらにも美術館があるが、気に入った企画展が開催されたらまた来よう。

さて、この暑さの中、長時間歩くのはむしろ危険。夕方からのOBとの会食の前に、ホテルにチェックインしておこう。
以前もそうしたが、せっかく都内に来たのだから、ゆっくりホテルに泊まり、気に入った場所の散策、美術館巡り、写真撮影などを楽しみたい。今回のホテルも前回同様、外苑前の東急ステイ「青山プレミア」だ。
23階の部屋からの眺めも良い。

このホテル、ロビーは13階に有って、そこからは周囲に国立競技場、代々木競技場、神宮の森、そして青山墓地が見下ろせる。
部屋には全自動洗濯機、電子レンジ、食器類などが完備されており、ちょっとした滞在にも便利なホテルだ。
楽しいOBとの会食を済ませた翌日は、ホテルから一駅、表参道周辺を歩く。
昔はこの表参道周辺、青山5丁目にオフィスがあり、何年か通ったのでとても懐かしい。あの頃とほとんど何も変わっていない様子だ。(原宿駅は随分と変わってしまったが)
今回2か所目の美術館は「根津美術館」だ。

青山勤務時代に、近くを何度も通っているのに、気にもかけず今回が初めての訪問だったが、この美術館、最高だ。なぜもっと前に来なかったのか今更ながらちょっと後悔。
隈研吾設計の建築、落ち着いた静かな空間でじっくりと所蔵作品を鑑賞できる。作品は国宝、重文を含めて東洋の古美術がメインで派手さはないが毎回テーマを変えて見応えのある展覧会が開催されているようだ。
今回は企画展「救いのみほとけ・お地蔵様の美術」だ。


根津美術館、不思議と海外からの観光客、欧米人の姿がやけに目立った。仏像や陶器など家族連れで真剣に見入っている姿は興味深い。
この美術館のもう一つの素晴らしさは17000㎡と言われる広大な日本庭園だ。南青山の根津家私邸の面影が残る緑豊かな庭園はじっくり散策したい。


庭園内の様々な石仏、その表情に、つい見入ってしまう。


とても贅沢な時間を過ごせる場所なので、また別の季節に訪ねたい。

懐かしい青山の散策でした。

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