YOKOHAMA - 2023.08.11 Fri

娘夫婦が主人のご両親と一緒に横浜からクルーズ旅行に出かけることになり、その見送りに猛暑の中、横浜まで出かけた。
クルーズ船は今話題のMSCベリッシマ号だ。残念ながら大黒ふ頭に停泊中のこの船を間近で見ることが出来ずに残念。
そこで今回は見送りの前に、自分自身の横浜観光を兼ねて、市内をぶらつき、その後みんなと合流して中華街でランチを楽しむことにした。
埼玉県から横浜に行くには西武線S-Trainが便利だ。何しろ西武池袋線・西部有楽町線、東京メトロ副都心線、東急東横線、横浜高速みなとみらい線と4つの異なる会社の路線を乗り換えなしで一気に走る超便利な特急列車だ。なのでこれを利用しない手は無く、事前にしっかりチケットを予約しておいた。埼玉県の所沢から横浜の元町・中華街駅まで実際の乗車時間は1時間20分、その間、地上や地下を走り、様々な路線の駅の様子も変化に富み、景色を楽しんでいるとあっという間に到着する。
さて、元町・中華街駅に到着後、異人館巡りをする予定で、なんと便利なことにこの駅からエスカレーターを乗り継いで地上に上がると、もうそこは横浜の港を見下ろす山手の「アメリカ山公園」だ。外人墓地の隣にあるこの公園は、美しい薔薇のスポットとして有名で、ここを出発点に異人館巡りを行う。
今日はお盆休みの初日、しかも祭日とあってかなりの人混みを予想したが、さすがにこの暑さ、人影もまばらだ。
冒頭の写真は有名な「山手十番館」。これは新しい建物で、フレンチレストランだ。
そしてその隣にある「山手資料館」。1階、2階の横浜の古い資料や展示物を見学。外人墓地のジオラマが展示されていた。

玄関は鮮やかなタイル張り。

あまりの暑さで、少し涼みたい。そこで入ったのが立派な「ベーリック・ホール」。1930年建築のスパニッシュ風住宅だ。

この建物は見所満載の豪華な屋敷だ。しかも保存がしっかりなされている。
1階の広いリビングルーム横のパームルームに座って暫くの間涼んでいた。とても居心地の良い空間だ。

美しい窓のハンドル。

これもまた美しい四つ葉状の小窓デザイン。

そして2階に移動、イギリス人貿易商ベーリック氏の書斎には立派なタイプライターが。

そしてキッチンや浴室回り。この流しのデザイン、やわらかいこのかたち。

よく手入れされた水栓。


見所たっぷりのベーリックホール、お勧めです。

のんびりと通りを歩き、また元町駅方面に向かう。
途中に左手に外人墓地、右手に教会があり、当時の居留地の面影がそのまま残されているようだ。神戸の密集した感じの北野町異人館エリアよりも広くて、静かで、落ち着きがある。


さて、元町に戻り、中華街でクルーズ乗船の家族と合流だ。山手通りと違い、ここ中華街はさすがに物凄い混雑ぶりだ。

友人に紹介された中華料理店で、無事みんなが集合!。ここで飲茶のランチコースを頂く。全部で10品のお腹いっぱいのコース。
「夏の枝豆ぎょうざ」「なめらか杏仁豆腐」と、ほんの一部を紹介。


以上で、本日の予定は終了。山下公園までみんなを送って、ここでお別れ。
クルーズ楽しんでね。Bon Voyage !!

以上、久しぶりの横浜でした。