夏の終わりは蓼科で - 2020.08.31 Mon

自宅で長く待機状態にいたせいか、この頃はどうしても出かけたくなる。最近は旅行の計画を立てても、全国的に感染者が多く出た時など、気になってキャンセルをしてしまうこともあった。皆さんはどの程度自粛されていたのだろう。我家はシニア夫婦なのでつい慎重になっている。
今回はもう夏も終わりということで、久し振りの一泊二日のGo to Travel だ。
さて、往路は関越、上信越経由で蓼科方面に向かう。佐久ICから中部横断自動車道(無料)を通って蓼科に入るのだが、これはなかなか快適なルートだ。今回のテーマは高原らしい涼しい場所の探索だ。まずはメルヘン街道をひた走り、最初に到着したのが、八千穂高原の八千穂レイクだ。

ここはルアーやフライフィッシングが楽しめる管理釣り場になっており、標高1500mに位置する景色の良い静かな人口湖だ。
そしてそこからすぐ近くにあるのが、白樺林で、50万本もあるといわれている日本一の白樺の群生地だ。

白樺林の中に小径があり、散策に最適だが、時間が無くてもドライブがてら道路から充分にその景色を堪能できる。

そして同じくメルヘン街道沿いにある白駒池に向かった。広めの有料駐車場に車を止めて、トレッキングシューズに履き替えて白駒池まで向かう。

池まではしばらく緩やかな上り坂の散策路が続く。そこでは緑の苔が一面に敷き詰められたような原生林が続く。これもなかなかの見ものだ。



そして15分ほどでいよいよ湖面に到着。ここは標高2100mを越えるらしく、この標高では日本最大の天然湖となるらしい。


ここで景色を見ながら遅めの昼食をとる。今日は日曜日だが、それほどの人混みではなく、程よい感じ。

一日目の行程はこんなところ。本日の宿泊は東急ハーベスト蓼科本館だ。

ここは初めて宿泊するが、ホテルのロビーから見える八ヶ岳の景色が素晴らしい。晴れてたらもっと感動すると思うのでまたいつか利用しよう。ここは華やかさはないが避暑地としてひっそりと滞在するには良いかもしれない。

夕食はビュッフェスタイルであったが、このウィズコロナ時代にあって典型的なスタイルの夕食となった。テーブル間には透明アクリルパネルの設置。テーブルにはウエットティッシュやマスクホルダーなどが用意されている。立席時には必ずマスク着用し、料理は自分で盛り付けることは出来ず、スタッフに指示して盛り付けてもらう。ちょっと面倒臭いがこれも慣れてくるのかもしれない。
ホテルにはそれほど広くはないが、温泉もあって、夕食前、就寝前、早朝と3回も入浴を楽しめた。
さて二日目。今日はあの東山魁夷の絵で有名な御射鹿池(みしゃがいけ)に向かう。
幻想的な風景で有名な絶景スポットだが、意外に道路沿いにあり、車からでも見ることが出来そうな場所だ。

準備したカメラに広角レンズしか付けていなくて残念だったが、もう少し望遠で捉えると対岸からしっかりいい写真が撮れただろう。
また次の機会に。

だいたい予定した高原の散策が終了し、あとは帰路に就くだけだが、最後に高速に入る前に諏訪大社に参拝することにした。
諏訪大社は諏訪湖周辺にある「諏訪大社上社本宮」「諏訪大社上社前宮」「諏訪大社下社春宮」「訪大社下社秋宮」の4か所の神社の総称である。全部回る時間が無いので今回は諏訪大社上社本宮だけにする。

諏訪大社と言えば大木を山の中から切り出して御柱として境内の4箇所に建てる一連の祭り「御柱祭」が有名だ。10トン近い巨木を1社あたり4本、4社分で計16本を切り出し、運び、建てるとは、地元の氏子たちは相当なエネルギーが必要だ。


ありがたく、御朱印を頂いて帰る。

今回の旅はまだまだ猛暑の続く中だったので、高原といえども暑かった。
次回はそろそろ秋の旅、きっと爽やかで気持ちがいいだろう。
● COMMENT ●
素晴らしい旅ですね。
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人工湖の写真ステキでしたね。東山魁夷の絵画そのものでした(^^)