和歌山旅行 5日目 京都へ - 2024.03.03 Sun
旅も5日目に入る。
今朝はホテルを出て、和歌山城公園の傍の喫茶店で朝食を摂った。窓から見える和歌山城を撮影。
今日はこれから和歌山市内を抜けて、京都に向かう。あまり時間もないので、城の見物はやめておく。
和歌山から京都までの道のりは初めてのルートなので、大阪市内を抜ける際の渋滞状況もよく判らないため、出発を急ぐ。
結果、特に渋滞にも合わず、順調に午後一番に京都に到着した。
市内に入って、目の前に見えたのは「東寺」だ。せっかくなので、昨日の高野山の空海繋がりということで、ここ東寺も訪れることにした。
まず最初は五重塔(この時間帯は逆光で良く見えない)。 空海が創建して以来焼失などを重ね、現在は5代目に当たるもの。今日は内部が特別公開されている。ユニークな耐震構造として独立した「心柱」、そしてその周囲に4仏の如来像が配置されている。内部は残念ながら撮影出来ない。
そして、金堂、講堂と続けて内部を観覧する。
講堂内部の立体曼荼羅の空間に圧倒される。
大師堂の傍の案内板に記されたご詠歌。「身は高野 心は東寺におさめおく 大師の誓い 新たなりけり」
この日は第一日曜日とあって、東寺の境内では「がらくた市」が開催されていた。
古道具、陶磁器、漆器、木工品、書道用具、切手、古銭など、色んな品が並べられ、好天に恵まれて多くの人で賑わっていた。
東寺を出て、その後は友人に教えてもらった静かなお寺、正伝寺。観光客でいつも混雑している京都にあって、此処は訪れいてる人が誰もいない、落ち着ける場所だ。石庭、そして比叡山をのんびりと眺める。
京都の観光を終えて、ホテルにチェックインした後、昨年京都に移住した友人宅を訪ねた。友人は会社の同僚で、一緒に仕事をした仲間だ。今日の訪問に合わせて、もう一人、仲間を誘ったら、急な呼びかけにもかかわらず、嬉しいことに東京から急遽駆けつけてくれた。そんなことで、昔の仕事仲間が京都に集まり、友人の素晴らしい住居で、遅くまで旧交を温める楽しい夜となった。
友人宅から眺める景色。遠く比叡山、そして京都の街並みと五山の稜線などを望む。
本日の走行距離は150km
和歌山旅行 3日目 那智の滝から青い海へ - 2024.03.01 Fri
旅は3日目に入り、前半のハイライトとなる。今日は雨も上がり、絶好のドライブ日和となった。
新宮市のホテルを早朝に出発し、市内から仰ぎ見る権現山の中腹に鎮座する神倉神社を写真に収めておく。この神社、ゴトビキ岩という巨岩のご神体が有名だが、この神社に至るまでの階段が険しく、538段の階段を駆け上る元気もなく、おとなしく下界から望遠レンズで眺めるだけにした。テレビで見たが、毎年2月6日に行われる「御燈祭り」では、山頂の神社から松明を持った男たちが一気に石段を掛け降りるという勇壮な行事で有名だ。
今日の最初の目的地は熊野那智大社。新宮市内からわずか30分程度でに到着した。まだ朝早いので、人影もない。山の中なので、空気も清々しく、境内は朝日を浴びて気持ちが良い。
そして世界遺産として紹介されるときに必ず登場する那智の滝と三重塔の姿。絵になる場所だ。
133mの高さを誇る那智の滝。近くに寄れないので望遠で。
心地よい時間を境内で過ごした後、今度は海に向かって出発だ。
海岸線を快適にドライブしながらやって来たのは橋杭岩という奇岩の景勝地。
橋の橋脚のように一定間隔で大小の岩が並んでいる。ここで少しドローンの撮影。もっと高度を上げたかったが、風が強くてアラームが出たので、撮影はここまで。岩が一列に並んでいる様子が判る。
天気後良いので次々と移動する。
次は本州最南端にある潮岬にある灯台をめざす。
海の向こうに見えてきたのが、潮岬灯台だ。
近くにやって来たのでその雄姿を捉える。美しい灯台だ。
この灯台は明治初期に建設された8基の洋式灯台の一つで歴史的価値が高いAランクの保存灯台に指定されている。今となっては貴重な登れる灯台16基の一つだ。
せっかくの好天なのでもう少し周辺を見て回る。灯台から少し走ったところに「くしもと大橋」があり、そこから「紀伊大島」という島に渡れる。そこに「トルコ記念館」というのがあり、寄ってみた。
この記念館は、1890年にこの地の沖合いで起きたトルコ軍艦、エルトゥールル号の遭難沈没事故の犠牲者を悼み、設立された。ここにエルトゥールル号の模型や遺品、写真が展示され、当時の様子も解説されている。
来日した巡洋艦「エルトゥールル号」の乗員は3か月の日本滞在で歓迎された後、イスタンブールへの帰国に向けて、横須賀から神戸に向かうの途中に台風に遭遇、暴風と高波の被害にあい、岩礁に乗り上げて沈没した。その結果数百名の命が奪われることとなった。
この海の白く泡立つ岩礁部分が、当時の遭難場所である。
そして樫野崎灯台。事故当時には樫野崎灯台の明かりを頼りに灯台の官舎のドアをたたく血まみれの遭難者が現れ、宿直中の職員が気付いて急遽村を挙げての救援活動が開始されたそうだ。その結果69名の生存者が村の各地で保護された。その後69名の生存者は神戸に向かい病院での治療を受けるが、これが日本赤十字社の初めての国際救護活動となった。最終的には日本の戦艦によって、生存者を無事本国トルコに送り届けることとなり、日本とトルコとの深い友好関係が築かれることとなった。(以上、記念館の資料による。)
灯台の官舎にはガイドのおじさんが居て、英国人が灯台建設のために常駐していた頃の歴史や、施設概要を詳しく説明してくれた。
串本は素晴らしい絶景ポイントが多く、観光に相応しい町だ。この町で、近くロケットの打ち上げがあるため、交通規制がされるとの看板を町中でよく見かけた。(3月13日の打上は残念ながら失敗)
串本に別れを告げ、しばらくの間、海岸線に沿って青い海を見ながらひた走る。
たどり着いたのは千畳敷と呼ばれる白い岩盤だ。
ここら辺は南紀白浜の温泉地なので、せっかくだから有名な「崎の湯」に行く。雄大な太平洋が間近にせまる迫力満点、開放感たっぶりの温泉である。写真撮影禁止なので、「南紀白浜観光協会」掲載の写真をお借りする。
本日最後は白浜の海岸を湯上りに散歩する。綺麗な海だ。
本日のホテルは「東急ハーベスト南紀田辺」。想像以上に立派なホテルだった。一人で泊まるのはもったいない。
本日の走行距離は168.3km
和歌山旅行 2日目 伊良湖岬から鳥羽 新宮へ - 2024.02.29 Thu
旅も二日目、今日はあいにくの曇天で、夕方からは雨になりそうだ。
浜名湖のホテルを出発して、峠を越えて静岡県から愛知県に入る。途中豊橋の街に入るが、ここは初めての場所。愛知大学の立派なキャンパスを左に見て、豊橋市内を進む。
豊橋市内には路面電車が走っている。去年九州を旅した時も熊本に路面電車が走っていたが、故郷神戸の市電を思い出す懐かしい風景だ。
市内を抜けて、徐々に郊外を走るといよいよ渥美半島だ。天気が良ければここの一面の菜の花畑は眩しいぐらいの鮮やかさだろう。
伊良湖岬に到着したので、灯台を見に、散歩する。波の音が結構な大きさで聞こえている。
灯台までは距離的にはちょうど良い散歩コース。急な階段を降りるそこに灯台が現れる。なかなかいい感じだ。
灯台周辺は遊歩道が整備され、晴れていれば絶好のスポットだ。左手に三島由紀夫の『潮騒』の舞台になった神島が見える。
さて、ここでちょうどお昼になり、フェリーの出発前にターミナルのレストランで食事を摂る。レストランの客は私一人だ。
ここ伊良湖の港から鳥羽まではフェリーを利用する。伊勢湾を最短距離で結ぶ伊勢湾フェリーは、便利だが、わずか1時間程度の乗船で、軽自動車で¥6400というのはちょっと高い気がするが仕方ない。
わずかな乗客を乗せてフェリーは鳥羽港めざして出航。
1時間ほどで鳥羽港に到着。ここには水族館があって、もしかしたら修学旅行で来たかもしれない。
今回は伊勢志摩をスルーして、紀伊半島を南下するコースとなる。本日の目的地は新宮市だ。あいにく雨が降り出して、雨中のドライブとなった。
今日の最後の目的地は新宮市の熊野速玉大社。
熊野の神鳥三本足の「八咫烏(やたがらす)」は、日本サッカー協会のシンボルマークであり、サッカー協会幹部はワールドカップなど、国際大会の前に毎回ここに祈願に訪れているそうだ。
本日は新宮市内のホテルに宿泊。ホテルの傍の食堂で夕食。食堂のご夫婦から「大谷選手が日本人女性と結婚したそうですよ」と言うビックニュースを告げられた。
本日の走行距離は207km
和歌山旅行 1日目 航空自衛隊浜松基地へ - 2024.02.28 Wed
軽自動車一人旅で日本一周を何度かに分けてチャレンジ中。その中で寒い時期でも問題無さそうな和歌山を今年の第一弾として選んだ。出発は2月の28日。最高に気持ち良い快晴の日だった。(冒頭の写真は今回訪れた南紀白浜の海岸)
日本一の交通量を誇る東名は、あまり飛ばさずに、ただ淡々と走るだけ。秦野から大井松田付近に富士山の絶景ポイントがある。今日はたっぷりと富士山を眺められる。
自宅から西に向かって旅をする場合、1日の走行距離的に一泊目は浜名湖あたりが丁度良い。そこで、浜名湖周辺で何があるか下調べし、今日の目的地にしたのは航空自衛隊浜松基地のエアーパークだ。
此処は航空自衛隊の広報施設として公開されており、その施設入口に初代「ブルーインパルス」のF-86Fの雄姿がある。
駐車場も入場料も無料。いいですね。展示物も多く、たっぷりと時間も費やせる。まずは館内の2階に上がり、浜松基地の滑走路あたりを一望する。見慣れた入間基地よりも遥かに広々とした景色が広がる。浜松基地は広大だ。
館内では迫力の巨大スクリーンによる映像、実機や模型による航空機や装備品の展示等があるが、展示格納庫にある実機展示が素晴らしい。
頭上に浮かぶのは「零式艦上戦闘機52型」
2021年に退役した「F-4EJ改」
そして F-104J これらの機体に描かれた様々な注意書きが、グラフィクスとして美しい!
そして「ブルーインパルス」の現行機であるT-4は着座可能である。
さっそく、自分も搭乗する。狭いコクピットなので、搭乗時は座席の座面を踏んで乗り込むしかない。
いやーこれは凄い。何と言えばよいか。見学者が次々と順番待ちなので、ゆっくり見れない。
普段見れない角度でも写真を撮っておく。
美しいアクロバット飛行を魅せる「ブルーインパルス」は、埼玉県入間基地に秋になったら毎年季節の渡り鳥のように飛来してくれる。市民は親しみを込めて、その日を楽しみにしている。
この写真は演技を終えて着陸態勢に入る5番機を自宅の窓から捉えたもの。
せっかくなので帰りにミュージアムショップで「ブルーインパルス」のバッジを手に入れておいた。
さて、そんなことで和歌山への旅の初日は充実したものになった。ホテルに着く前に、浜名湖の「昇竜しだれ梅園」に梅を見に行ったが、時期すでに遅く、満開の梅の見頃は既に終わっていたようだ。
本日の走行距離は306.1km。今日の富士は最高に綺麗だった。
下田の上原美術館 - 2024.02.06 Tue
下田のひっそりとした山間部に「上原美術館」がある。埼玉県からは、東名と伊豆縦貫道を通り、天城峠を越え、長い道を経てやっとたどり着く。
あまり知られていない美術館だが、以前訪ねて気に入ってしまい、またやって来た。こじんまりした親しみやすい美術館だが、コレクションは質が高い。
この美術館は大正製薬株式会社名誉会長の上原昭二氏の寄付を受けた近代絵画のコレクション、および上原氏の両親である正吉・小枝夫妻の寄付による仏教美術のコレクションで構成されている。
まずは近代絵画館から、ルノワールの「横になった婦人」
同じくルノワールの「バラをつけたガブリエル」
カミーユ・ピサロの「エラニーの牧場」
そしてこの「仏教館」に移動し、多くの仏像も鑑賞することが出来る。
阿弥陀如来立像
そしてこの美術館のすぐ隣には曹洞宗向陽寺、通称「達磨大師 」がある。
ここに達磨のお土産店があり、以前来た時に小さな達磨を購入したので、今回も新しいものを買いに来た。ところがお店が閉まっており、美術館の受付に聞いたところ、電話すれば店を開けてくれるとの親切な対応。
5分後に店が開き、無事達磨を購入することが出来た。
実は買ったのはこんな小さなミニ達磨。手のひらに乗る5センチ弱の可愛いサイズだ。
家に帰ってさっそく達磨に「目入れ」を行い、今年一年の新たな願い事(目標)を立てることにした。
日本橋あたり散策 - 2023.11.21 Tue
OB仲間と会食があり、神田まで出て来たついでに日本橋周辺を散策したいと思い、ホテルに1泊することにした。
この日本橋の上に架かる高速道路はおよそ18年後には撤去され、青空が取り戻されるそうだ。
翌朝は快晴、早速日本橋エリアの散策を開始する。三井住友銀行の重厚な建物に加え、高層ビルが立ち並び、およそイメージした日本橋と違い、まるで米国のようだ。
老舗の日本橋三越。昔ながらの暖簾が入口に架かっている。
せっかくなので店内に入って、1階中央ホールにある天女(まごころ)像を仰ぎ見る。10年を掛けて制作された巨大な像は昭和35年に設営され、ここ三越の貴重なシンボルとなっている。
三越を出て、近くの三井記念美術館に入り、「超絶技巧、未来へ」という作品展を見る。
この美術館は、昭和初期の歴史的建築物の中にオープンした新しい施設だ。三井家、三井グループが所蔵する貴重な美術品、工芸品が展示されているが、今回は明治から現代に至る超絶技巧の作家による企画展だ。写真は掲載できないが、どうやって作ったのか、驚くほど精緻な出来栄えの作品群に圧倒された。
このエリアは最近「COREDO室町」という三井グループのビルが立ち並ぶ一大ショッピングエリアとなっており、三越の周辺ということもあって、何となく高級な大人っぽい雰囲気が漂う。
お昼時になったので一変して下町っぽい味わいを求めて、立ち食い蕎麦の「そばよし」に入ってみる。
この店は「ブラタモリ」でタモリさんが絶賛したお店だそうで、極上の鰹節のだしを使用し、格安の価格で蕎麦を提供している。
早速、券売機で410円のかき揚げそばを注文。
これが評判の蕎麦です。たしかに美味しいのですが、日本一かどうか、よく判りません。私的には関西人なので、きつねうどんが大好き。新神戸駅構内のレストランのきつねうどんが最高だと思っています。
しかし、このお店、都内であっても価格が良心的。サラリーマンに大人気のようです。
さて、更に散策は続き、兜町あたりまでやって来ました。このエリアは東京証券取引所を中心に証券会社が立ち並ぶ日本の金融の中心地だ。せっかくなので東京証券取引所を見学することにした。
やけに厳重な荷物検査などを通過して、見学を開始した。とうとう入りました。いつもテレビで見慣れた取引所の空間です。
ところがこの取引所、閑散としており、人が二人ぐらいしかいない。どうも取引自体が電子化された現在、証券所での立ち合いによる賑やかな取引は昔の風景となってしまっているようだ。寂しく株価表示のみが忙しそうに点滅している。この証券取引所内では活気が無いが、現実には日経平均が今年は順調に上昇し続けている。
見学者は私一人で、寂しく見学コースを見て回る。歴史コーナーではコンピュータによる初めての株価表示システムが開発された時の1号機が展示されていた。その時のコンピュータは国鉄の券売機を開発して実績のあった日立が選ばれている。
うーん、日立の先輩たちはこういう場でも活躍していたのだなと感心する。そしてこの歴史コーナーでも登場するのはやはり澁澤栄一。彼が中心となり、日本の株式会社組織、取引所の開設と発展の様子が紹介されていた。なかなか勉強になる場所だった。
さて、場所は丸の内に移動し、本日2番目の美術館を訪問。こちらも近代洋風建築の名作「明治生命館」の中に出来た「静嘉堂文庫美術館」だ。この美術館は三菱創業2代目社長の岩崎彌之助、その息子岩崎小彌太の父子2代によって蒐集された美術工芸品が、現在国宝や重要文化財となって展示されている。東洋美術中心の少し地味な感じの作品が多いが、国宝中の国宝といった貴重な所蔵品を見ることが出来る。
なんと言っても見ものは国宝 《曜変天目 (稲葉天目)》南宋時代(12〜13世紀)だ。常設展示ではないのでいつも見れるとは限らない。写真撮影は出来ないので静嘉堂文庫美術館のWEBサイトから。
その他写真撮影可能な作品は以下の通り、美しい中国陶磁の作品。
自分にはどれほどの価値があるのか、全くよく判らないが、時々でもこうした美しい作品をゆっくり見る時間があっても良い。
丸の内はもうすっかりクリスマスの準備。
ゆっくりと東京駅に向かって帰っていく。このあたりは本当に首都らしく整備されて、歩いていても気持ちが良い。
そして駅前で左を見上げれば、以前一時期通ったことのあるオフィス。家から遠かったが当時の通勤も懐かしい。
今日一日、本当によく動き回った。地下鉄の利用が多く、大活躍のApple Watch。本当に便利だ。
時々出かける「都内散策」。次はどのあたりにしようか。
YOKOHAMA - 2023.08.11 Fri
娘夫婦が主人のご両親と一緒に横浜からクルーズ旅行に出かけることになり、その見送りに猛暑の中、横浜まで出かけた。
クルーズ船は今話題のMSCベリッシマ号だ。残念ながら大黒ふ頭に停泊中のこの船を間近で見ることが出来ずに残念。
そこで今回は見送りの前に、自分自身の横浜観光を兼ねて、市内をぶらつき、その後みんなと合流して中華街でランチを楽しむことにした。
埼玉県から横浜に行くには西武線S-Trainが便利だ。何しろ西武池袋線・西部有楽町線、東京メトロ副都心線、東急東横線、横浜高速みなとみらい線と4つの異なる会社の路線を乗り換えなしで一気に走る超便利な特急列車だ。なのでこれを利用しない手は無く、事前にしっかりチケットを予約しておいた。埼玉県の所沢から横浜の元町・中華街駅まで実際の乗車時間は1時間20分、その間、地上や地下を走り、様々な路線の駅の様子も変化に富み、景色を楽しんでいるとあっという間に到着する。
さて、元町・中華街駅に到着後、異人館巡りをする予定で、なんと便利なことにこの駅からエスカレーターを乗り継いで地上に上がると、もうそこは横浜の港を見下ろす山手の「アメリカ山公園」だ。外人墓地の隣にあるこの公園は、美しい薔薇のスポットとして有名で、ここを出発点に異人館巡りを行う。
今日はお盆休みの初日、しかも祭日とあってかなりの人混みを予想したが、さすがにこの暑さ、人影もまばらだ。
冒頭の写真は有名な「山手十番館」。これは新しい建物で、フレンチレストランだ。
そしてその隣にある「山手資料館」。1階、2階の横浜の古い資料や展示物を見学。外人墓地のジオラマが展示されていた。
玄関は鮮やかなタイル張り。
あまりの暑さで、少し涼みたい。そこで入ったのが立派な「ベーリック・ホール」。1930年建築のスパニッシュ風住宅だ。
この建物は見所満載の豪華な屋敷だ。しかも保存がしっかりなされている。
1階の広いリビングルーム横のパームルームに座って暫くの間涼んでいた。とても居心地の良い空間だ。
美しい窓のハンドル。
これもまた美しい四つ葉状の小窓デザイン。
そして2階に移動、イギリス人貿易商ベーリック氏の書斎には立派なタイプライターが。
そしてキッチンや浴室回り。この流しのデザイン、やわらかいこのかたち。
よく手入れされた水栓。
見所たっぷりのベーリックホール、お勧めです。
のんびりと通りを歩き、また元町駅方面に向かう。
途中に左手に外人墓地、右手に教会があり、当時の居留地の面影がそのまま残されているようだ。神戸の密集した感じの北野町異人館エリアよりも広くて、静かで、落ち着きがある。
さて、元町に戻り、中華街でクルーズ乗船の家族と合流だ。山手通りと違い、ここ中華街はさすがに物凄い混雑ぶりだ。
友人に紹介された中華料理店で、無事みんなが集合!。ここで飲茶のランチコースを頂く。全部で10品のお腹いっぱいのコース。
「夏の枝豆ぎょうざ」「なめらか杏仁豆腐」と、ほんの一部を紹介。
以上で、本日の予定は終了。山下公園までみんなを送って、ここでお別れ。
クルーズ楽しんでね。Bon Voyage !!
以上、久しぶりの横浜でした。
梅雨の合間の軽井沢 - 2023.06.19 Mon
梅雨の合間に、こゆきちゃんの大好きな旅行に出かける。
今回は新緑が気持ちよさそうな、6月の軽井沢。千ヶ滝のハイキングコースを少し歩いてみた。
清々しくて気持ちが良いのだが、こゆきはあんまり歩いてくれないので、散策は短く済ませた。
ホテルにチェックインしてから、夕食はホテル内ではなく、外に食べに行くことにした。
こゆきはこの場合、留守番となる。もうすっかりこのホテルには慣れてしまった。
ホテルからタクシーで直ぐのところにあるイタリアンレストラン「アダージオ」でコース料理を頂く。
「軽井沢もこの時期が一番いいですよ」とレストランのスタッフが言う。確かに冷房も、必要なく、自然の空気が心地よい。
本日出てきた料理の一部を紹介。
こんな風に、ホテルから出かけて、いろんなレストランを覚えておくと便利。初めてのレストランは入りにくいが、何度か通って慣れてしまえば良い。
さて、翌日はレイクニュータウンのローズガーデン。ちょうどバラのシーズン真っ最中だ。
いろんな種類のバラが一気に鑑賞できる。
こゆきをカートに乗せて園内を散策するが、通りかかる人に「可愛いね」と良く声を掛けられる。ご機嫌なこゆき。
このバラもとても綺麗。
以上、とても満足の2日間でした。